日本酒ナビゲーター出前講座 日本システムウエア様 渋谷 2008年1月25日(金)
渋谷駅南口にあります日本システムウエア様より御依頼があり、日本酒講座を出前しました。「日本酒セミナー」のタイトルで2時間、人数は40名。この講座は日本酒ナビゲーター認定講座として行ないました。19時丁度に開始し、21時の終了となりました。金曜日のこの時間からですので、夕食代わりとなるように、おつまみもたくさん提供しました。その様子を御覧下さい。
静岡を出たのが15時30分。
新幹線からの富士山をパチッ。
午後4時の富士駅からの富士山です。
気分良く上京。
渋谷の日本システムウエアに着いた午後5時過ぎには日も暮れてお酒が待ち遠しい時となりました。
私、酒学講師・丸河屋酒店店主の河原崎吉博です。
まずは受講者自身が御自身のアルコール耐性を知っていただく「アルコールパッチテスト」を行ないました。
講議の前に日本酒のきき酒。
ゲームですが、点数を競いました。
きき酒の次には「お酒とは?」の講議。お酒のウソ?ホント?と題して、日本と世界のお酒に関する常識の違いをわかってもらいました。
お酒は飲用温度によって、味わいがこんなに変わるよと、訴えたいがために、純米酒を冷やと燗で味わいました。
同時に稀に見る貴重な山廃純米大吟醸の14年古酒(20,000円)も御賞味いただきました。プラスティックコップに印がしてある方です。黄金色~山吹色に輝いています。
燗は私が講師机上でつけました。8グループでしたから、8本の徳利に温度計を挿して、45゜にして提供しました。
冷やと燗の違いがはっきりしているお酒ですから、みなさんにもわかりやすかったです。気に入った方はお代りを3回してくれました。
この2つのお酒はチーズと相性がばっちり。4種類のチーズと焼津の特産品であるカツオのなまり節を合わせて、その相性の良さを実感してもらいました。日本酒の方がワインよりもチーズにあうんじゃないの?という声が多かったです。そう言ってもらうとこちらもやりがいがあります。
20,000円の高価な日本酒を飲む機会も滅多にないですし、チーズと日本酒がワイン以上にあうことを発見できて、大多数の方が驚き、そして納得していました。
次は焼酎の原料当てクイズ。
4つの焼酎が、何焼酎なのかをみなさんに当ててもらいました。
焼酎は主催者が用意したたくさんのおつまもを食べながら、お飲みいただきました。
飲食に集中して、原料を当てるのを忘れてしまいそうな方もいました。
やっぱり、思考は美味しさには勝てないですよね。それでいいんですね。
さて、私の講座では必ずお酒とお料理の相性研究をしてもらっています。
今回は
「日本酒」「焼酎」「白ワイン」「赤ワイン」と
「蒲鉾+しょうゆ+わさび」
「シュウマイ+しょうゆ+からし」
「鳥の空揚+レモン」
「白身のフライ+ウスターソース」
の相性を診断してもらいました。
お酒類は私が用意して、おつまみ類は主催者側に用意してもらいました。
おつまみも相性研究ということで、私から提案させていただいた品目です。
受講者の数名にスタッフとなりお手伝いをしてもらい、みなさまにおつまみとお酒を提供してもらいました。
ガラスのグラスを使いたいところですが、合計で400個も使います。テイスティング専用のプラスティックコップを使いました。お一人様10個のコップを使います。これも私の講座の特徴であります。
日本酒のきき酒(マッチング)と焼酎のきき酒(銘柄当て)の点数を加えて、上位優秀者の表彰を行ないました。みなさん意外な成績らしくて、御感想はとお聞きしましたが、??? って感じでした。
9問中8問正解の同点優勝者と3位から5位のみなさん。。いきなりやって、これだけの成績とはすごいです。きっと隠れた才能がおあり、開花させてほしいです。
お酒とお料理の相性結果です。16通りの相性に対して、結果は64通りになります。
この結果を普段の生活に生かしてもらうように説明しました。
私の感想と反省
・日本酒アドバイザーに認定する講座として開講したので、テキストは25ページにも
及んだけど、実際に開いて読んだのは10ページくらい。2時間の講座では、このくら
いの量になる。実質、3時間~4時間あるとテキストにも書いてある、私が言いたいことを説明できる。
・内容としては、私の経験による、私のオリジナル分野がやはり評価が高いと思った。これまでの経験が生かされている。
・受講者の5名がスタッフとして、セッティングから提供、そして片付けまでしてくれたので、予定通りに進むことができた。40名を私一人で切り盛りするのは無理。
・これまでは講座の意識が高かったため、私の喋りを中心としていたが、今回は19時開始ということもあり、飲食も充分楽しんでもらえた。ここが受講者の満足度に大きく影響するところだ。
・静岡特産のカツオのなまり節を紹介できてよかった。
・21時に終了し、22時17分の最終の新幹線に間に合うのか、心配でしたが、片付けを手伝ってもらえたおかげで、日帰りで帰ってくることができました。帰宅は12時、午後の3時過ぎからは、お茶の一杯しか飲めませんでしたが、疲れて何も食べずに寝ました。たくさんの思いでで満足の一日でした。
日程表
19:00 スタート・挨拶・講座説明などオリエンテーション
19:05 アルコールパッチテスト・講演
「お酒とは?」
19:20 日本酒のきき酒(きき当て) 5対5のマッチング
テストやクイズのようなものです。
19:40 講演
「お酒のウソ?ホント?」「日本酒の造り方」「日本酒の現状」「日本酒の商品特性」
「日本酒の保存管理」「日本酒の飲用温度」など
20:00 焼酎のきき酒(銘柄当て)何焼酎かを考えてもらいました。
20:20 お酒とお料理の相性研究・・・・日本酒、焼酎、白ワイン、赤ワイン
かまぼこ、シュウマイ、鳥の空揚、白身魚のフライ
20:40 お酒とお料理の相性研究結果発表
20:50 日本酒と焼酎のきき酒優秀者、上位5位までを表彰
20:55 集合写真撮影
21:00 講座終了
費用
費用やその他などを40名として計算しました。
・アルコールパッチテスト
エチルアルコール、加工絆創膏 1,000円
・お酒代
スパークリングワイン 750ml 1本 1,770円
缶ビール 350ml 1本 230円
5対5のマッチング 300mlが30本 11,989円
純米酒(冷やと燗)1.8L 2本 5,228円
稀少古酒 1.8L 1本 20,000円
焼酎きき酒 1.8L 4本 11,210円
お酒お料理の相性研究 吟醸 720ml-1本、1.8L-1本
焼酎つくし黒 1.8L-1本
白ワイン 750ml-4本
赤ワイン 750ml-4本 21,460円
・つまみ代(私が用意した分だけ)
カツオのなまり節 1,200円
・備品 燗どうこレンタル代(宅配代別) 1,500円
・コップ 400個 4,000円
・講師料 40名×1,000円 40,000円
・交通費 静岡から往復 11,960円
・配送費 8つの荷物 16,940円
・合計 148,487円(お一人様 3,713円)
・その他 日本酒ナビゲーター認定費用 3,000円×希望者数
主催者さまにご用意してほしいもの
グラス ひとり様4つ
紙皿
きき当ての時にお酒を吐くために使うバケツ4つ
上のつまみだけでは足りない場合は御用意お願いします。
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私も事前に到着し、準備します。
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