鹿児島県は小正醸造の芋焼酎「さつま小鶴」に復刻版が登場。
きき酒用のサンプルをいただきましたから、早速やってみました。
このように小さな容器にサンプルは入ってきました。
メーカーからのプロフィールといっしょです。
この商品の誕生の由来は、創業130年、昔ながらの味わいの復活。
「懐かしさが残る芋臭さ」をもっとうとしています。
飲み応えのあるおおらかな味わいにより、肉料理(炒め物、揚げ物、焼き物などジューシーな料理)との相性が良い。
飲み方としてはロックでも水割りでもお湯割りでも良し。
私は芋臭さという言葉に引っかかりました。興味をそそられました。
というのも、よくお客様から「昔のような癖のある芋焼酎がないか」と聞かれるからです。
元来この癖は原料と原料処理、そして保存管理の条件が揃って癖が出る。
言い方を替えれば、癖が出てしまう。ということなんですが、この焼酎自体の臭さとはどんなものなのか?
臭さをテーマにきき酒です。
生(き)、ストレートでそのまま味わいました。
焼酎は清酒と比べると香りが高いです。
臭さかな? と思いましたが、フルーティーではありませんか!
まるで主産地以外で流行している赤シリーズっぽさを感じます。
私には臭さではなく、今風に思えました。
ロックや水割りでは今風の感じの良い芋焼酎です。
お湯割りにしてみました。
フルーティーさから一転。
穀物っぽさが現れました。
ゴマっぽいです。
このゴマっぽさは芋焼酎に多く見られます。
そして評価が高いという傾向があります。
冷たい状態だとフルーティー。
温かい状態だと穀物的。
それが顕著に現れる、普通よりもワンランク上の芋焼酎。
それがさつま小鶴復刻版だと思いました。