私編

庶民派のお酒の代表の梅酒。丸河屋の河原崎吉博が考えて造った梅酒の私編です。

手探り状態・・・先入観を持たないようにしています。

同じように造っても、同じにならない、他のお酒同様に梅酒もそんな難しさ、言い換えれば楽しさがあります。
どうぞ御参考までに見て下さい。

SBS学苑パルシェ校でも梅酒の講座を開講します。
そちらで、一緒に造ったり、飲んだりしましょう。
2005年は5月22日(日)と秋~冬にしました。
2005年の6月には焼津小川公民館のスローライフ、熟成を楽しむ講座でも、梅酒について行なってきました。
2006年から2013年までずっと続けています。

  1. ■ 教科書通りのスタンダート編


    梅1Kg + 焼酎甲類 + 氷砂糖500g

    8年古酒

    最も基本的な梅酒を造りました。製造は平成9年ですから、2005年からは8年古酒になります。きれいな杏色になり、透き通っていて透明です。液面には汚れも何も見られません。

    仕込んだ日のことはよく思い出せませんが、梅にぽつぽつと茶色になっているところがありますから、つま楊枝で穴を開けたみたいです。

    同様に4本くらい仕込みました。ミキプルーンを砂糖代わりに入れたものもあり、こちらは酸味が利いています。

    飲んでいる梅酒は4本の内、一番よくできた1本。甘味と酸味のバランスがよく、コクも感じられるほどです。

    市販の梅酒よりも美味しいぞって、自慢の1本。よくできました。丁度いい状態ですから、梅の実は取り出して瓶詰めします。

  2. ■ 2005年は21本の梅酒を漬けました。


    青い梅

    春に漬けた梅酒が秋には黄金色に輝き出しました。

    梅酒
    麦焼酎

    麦焼酎「駒」で静岡産と紀州産の南高梅を漬けました。上に浮かんでいるのは杏仁です。半年でとってもいい香りとなりました。

    日本酒

    日本酒で漬けた場合に注意することは、秋になったら梅を取り出すということです。アルコール度が焼酎に比べて低いので早くできます。日本酒に漬かった梅はそのまま食べても美味しいです。焼酎に比べて日本酒はアルコール度が高くないので、あんまりお酒っぽくありません。

  3. ■ 2006年も数々の梅酒を造りました。2007年5月31日に味見しました。


    黒砂糖や黒糖と一緒に日本酒でつけた梅酒

    黒糖や黒砂糖を使った場合はどの割合がいいのかな?
    焼酎やテキーラも使ってみました。
    合計で7種類です。
    いずれも梅の実は硬くて食べれませんでした。食べれたとして、干し柿のような感じになりました。

    1. 「黒糖焼酎 天海360ml」+「黒糖200g」+「梅210g」= △ すっぽい
    2. 「黒糖焼酎 天海360ml」+「黒糖250g」+「梅210g」= △~○ 重く感じる。酸っぱさは後味にある。
    3. 「黒糖焼酎 天海360ml」+「黒糖250g」+「梅250g」= △~○ 全体的なバランスはいいが、酸っぱさにえぐ味がある。
    4. 「黒糖焼酎 天海360ml」+「黒糖300g」+「梅210g」= ○ 甘くて旨い。ちょっとだけ梅を増やしたい気になる。
    5. 「黒糖焼酎 天海360ml」+「黒砂糖300g」+「梅250g」= △ 甘過ぎる。
    6. 「テキーラ ハバナクラブ250ml」+「黒砂糖225g」+「梅150g」= △~○ 旨い部類には入るが、サビっぽさが出た。
    7. 「テキーラ ハバナクラブ500ml」+「黒砂糖450g」+「梅300g」= ○ 6.と同じ比率だが、こちらは上手くいった。
    8. 「甲類35゜ 270ml」+「黒砂糖270g」+「梅150g」= ◎ 量が飲めそうだ。後味に黒砂糖がしっかりあって、もう少し梅の量を増やせば、もっといいはず。
    黒系以外の梅酒

    黒系以外について

    1. 「七田純米焼酎360ml」+「氷砂糖130g」+「梅220g」= × 酢っぽすぎ
    2. 「七田純米焼酎360ml」+「梅300g」= × 酢っぽすぎて、すっぽさに硬さまでみられた。
    3. 「黒糖焼酎天海360ml」+「氷砂糖200g」+「梅200g」= ○ 普通に美味しくいける。
    4. 「黒糖焼酎天海360ml」+「氷砂糖250g」+「梅210g」= ○ 11.が少し甘くなった。
    5. 「ごま焼酎360ml」+「氷砂糖150g」+「梅210g」= △ ごまの癖が出る。特に後味。
    6. 「ごま焼酎240ml + 芋焼酎120ml」+「氷砂糖150g」+「梅210g」 = ◎ 少々面白い味でいける。味の幅が出ている。
    7. 「芋焼酎360ml」+「氷砂糖150g」+「梅210g」= ○ 芋が生きている。芋の風味がある梅酒。
    8. 「芋焼酎130ml + 泡盛ひとときのちゅら190ml」+「氷砂糖200g」+「梅200g」 = △ アルコールが強い。くせがある。梅の実はまだ青みがかるからまだ早いのか。
    9. 「泡盛ひとときのちゅら 360ml」+「氷砂糖200g」+「梅210g」 = ○ うまい。梅の実はまだ青みがかるからまだ早いのか。
    10. 「粕取焼酎 360ml」+「氷砂糖150g」+「梅210g」 = × 粕取焼酎らしさが梅と合わない。

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