昔から梅酒は梅干しと同様に体によいと、日本の家庭に溶け込んできました。子供の頃、風邪をひいた時に、ちょっとだけ梅酒をおばあさんからもらったなんて人も多いですね。実際梅酒にはどんな効用があるのでしょう。
- 梅酒の効能① クエン酸
食えるけどクエン酸、な~んてつまらないことを言っているとクエン酸にも怒られそうです。まじな話し、クエン酸回路って中学か高校で習ったような気がします。TCA回路とも言われるもので、人間にとって体内のエネルギー代謝をしていますが、クエン酸が入り、クエン酸サイクルが活発になると、エネルギー代謝も活発になり、体内の疲労物質としてできた乳酸も分解し、疲労回復になります。疲れがたまったひとには、ありがたやクエンさん、いやクエンさん様々です。クエン酸はリンゴ酸、コハク酸、酒石酸同様に有機酸の仲間です。
- 梅酒の効能② ミネラル分
ミネラルウォーターよりもたくさんミネラルが入っていることでしょう。ミネラルは生きていくのに欠かせない物で、梅酒にはカルシウムも入っています。上のクエン酸がカルシウムの吸収を助けてくれています。
- 梅酒の効能③ 美味しさ
お酒は嗜好品です。梅酒だってそのひとつで、愛飲するということは、飲み手の嗜好に合っているからでしょう。美味しさは、香りから、味わいからきます。部屋中もお酒っぽくない梅酒の香りに包まれ癒されます。また、食前酒においては、梅酒の酸が胃腸を刺激して、消化を助けるでしょう。食後に飲めば、睡眠に入っていきやすいのは誰もが認めることでしよう。私は個人的には料理との相性を梅酒においても楽しんでおります。
現在、市販されている梅酒は100種類を越えているでしょう。梅酒は百花総覧の時代に突入です。あなたの生活にも梅酒は有能です。