超マニアック編

庶民派のお酒の代表の梅酒。丸河屋にも問い合わせがあり、御客様からも教わった梅酒の超マニアック編です。

「梅酒を造る心得!」

「梅を漬けるのではなく、梅を仕込む」 = これ大事でしたね!

あなたの創意工夫の心が香味になって帰ってきます。それから注意事項もスタンダート編のところを読んでおいてくださいよ。
ここでは丸河屋がおすすめする、梅酒の造り方の超マニアック編を紹介します。

  1. ■ すべてが自然の贈り物 日本酒編


    梅1Kg + 生もと系純米無濾過原酒(アルコール20°以上)1.8L
    + 糖分?g

    • 梅は自然からの贈り物。無農薬とか減農薬の梅にこだわるのでしたら、使うお酒類もそのようにこだわりたいですね。無農薬や減農薬から造られたお米を原料とした純米酒がおすすめです。
    • 純米酒ならば何でもいいということはありません。普通の純米酒は米と米麹だけが原料表示されていますが、実は違います。酒母というスターターを造る時には、乳酸という薬品(日本酒製造時は食品添加物扱いでエステルからできたものと、乳酸を使ってできたものとある)を添加します。そして、しぼった後は濾過もしますから、活性炭などの濾過剤(食品添加物扱い)や硅草土などの濾過助剤(食品添加物扱い)を添加します。
    • 自然にこだわるのでしたら、これらを一切使っていない純米酒しかありません。生もと系というのですが、ラベルに「山廃」とか「生もと」という表示のお酒で、なおかつ「無濾過」(=活性炭未使用)と表示されている純米酒を選んで下さい。「自然」などの言葉も使ってある純米酒もありますが、その意味よく調べて判断してくださいね。
    • それから搾られたお酒はアルコール度の調整のために加水されます。梅酒には加水されて薄くなっているよりも、加水されていないものがいいです。雑菌に汚染されないためにもです。加水されていないお酒は「原酒」と表示されています。
    • 梅と日本酒の他にも入れたい糖分があれぱ入れてもいいでしょう。もちろん砂糖でもいいです。

    ※ここ使える日本酒は酒税法でアルコール20°以上に限定されます。

  2. ■ すべてが自然の贈り物 みりん編


    青梅1Kg + ホワイトリカー(本格焼酎各種)1.8L + 氷砂糖0~400g + ?

    • 本みりんが最高のみりんと思っている方が多いようです。本みりんは日本酒の中に例えると、本醸造や普通酒です。できたみりんに糖分やアルコールを足して、その後薄くしてあります。
    • みりんにこだわるのでしたら、最高の純米みりんを使いたいです。もち米と米麹と本格焼酎だけの原料の純米みりん。これで決まりでしょう。
    • どうして本みりんよりも純米みりんか?
      それは味見してみればすぐにわかります。みりんの味が梅酒にも影響しますから、御自身で好きな味を決めてください。

    ※ここで使えるみりんは酒税法でアルコール20°以上に限定されます。みりんと焼酎甲類の35°を半分づつブレンドすればアルコールも20°越えます。

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