●C型
酒造組合中央会の清酒グラスの大小とザサケグラスに対応させています。アルミ板を切りテーパーをかけたり、ステンレスのクリップをつけたり、穴を開けたり、すべて1つ1つ手作業にて行なっています。かっこよさではNO.1です。
ザ・サケ・グラス使用。このグラスは生酒用に開発されたものですが、ワイングラスとしても使えます。容量は120mlですから、きき酒会や試飲会にはちょうどよい大きさです。
ザ・サケ・グラスやワイングラスを使う時には、グラスがきき酒クリップボードからはずれて、落ちないかと心配になります。
左の写真はザ・サケ・グラスを使っていますが、ここまで倒してもはずれません。ただしその時その時の程度にもよりますから、注意してお使い下さい。
●こんな時に重宝です
ずばり、立食での会にあると便利です。
●これまでの試作品
市販のクリップボードをきき酒クリップボードにするには、グラスがおさまる穴をあける必要があります。それも1つ1つ同じように、きれいに開けたい。いろんな職人さんにお願いしましたが、ほとんどの方が無理とのことでした。清酒グラスに合わせるための丁度良いサイズの丸い金型はありませんでした。金型は1つ作るのに10万円ほどかかります。これではべらぼうに高くなってしまいます。板に穴を開けたり、切ったりすることが最初の関門でした。
あとは材質。アルミとステンレス製は見栄えがきれいです。ただし値段が高くなります。輸入品も高く、アルミ板から切り取って、クリップ部分をつけてもらうことが最良と判断しました。手作り品です。
穴を開けたり、切ったりするのは手仕事でしていますから、時間はかかりますが、グラスに合わせてオリジナルを作ることが可能になりました。上の5のタイプのきき酒クリップボードは、すべて一般的な酒造組合の企画ものの清酒グラスの大と小、そしてザ・サケグラスに対応させています。
きき酒クリップボードボール紙製
A4が書く紙の基準となっている今日、A4の紙に合わせたきき酒クリップボードがほしい。その思いで作りました。もともとはB4の盤を使ったきき酒クリップボードです。この盤は圧縮した紙でできているので、お酒が盤にふれますと、やわらかくなってしまい、グラスが落ちそうになります。B4の大きさではバックにもおさまりませんし、段ボールなどの紙は液体であるお酒の身の回り品には不向きでした。
きき酒クリップボードA3
きき酒会などのパンフなどをそのままお酒の感想として使いたい。出回っている用紙の最大サイズはB4でしょう。となると、きき酒クリップボードはA3盤を使えば、B4の紙に合います。プラスチック製のを作ってみました。このサイズは大きすぎて実用性は乏しいと判断しました。
きき酒クリップボード多数の穴
グラスがおさまる穴はどんな形がいいのだろう。ワイングラスの場合は、落ちないことも重要です。盤の強さから、穴の自由度が決まってきます。盤を厚くすれば、強くなるものの、重くなってしまいます。鉄製ならば、ワイングラスもほぼ100%落ちることないものは作れそうです。でも重くてきき酒できないでしょうね。