梅酒の疑問②  焼酎のアルコール度が強いほど、早く梅酒はできるのか?

連続式蒸留(焼酎甲類)の20°と25°と35°で比べました。

この疑問は御客様からもよくいただきます。アルコールで梅のエキスを抽出するとなれば、アルコール度が高い方が抽出力があって、早くできると考え勝ち。実際どうなんでしょう?

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左から20°、25°、35°の焼酎で漬けた梅酒が並んでいます。糖類は無添加、梅の量もいっしょにして、同時に作り、同じ場所で貯蔵しました。

左の写真は漬けた直後で、右のは常温貯蔵で、丁度1年経ったところです。

意外かもしれませんが、色具合はいっしょ。香りはアルコール度が高い方が揮発力がありますから、強く感じられます。味わいからも、梅のエキス自体の量や強さは同じと感じられます。

では、糖類が入った場合はどうなのか?
その実験も2009年に開始しました。

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2009年7月2日
左から20°、25°、35°であります。
それぞれに氷砂糖を200g入れました。

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2009年8月2日
真ん中の25°の梅が一番沈んでいるように見えます。
今後を見守ります。

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