利酒案内

2002年4月と5月分のテイスティングレポートです。

2001年5月/6月/7月/8月・9月/10月〜12月/2002年1月/2月・3月

5月26日 杉錦 吟醸 1.8L \2,400 在庫あり/注文書にあり

杉錦 吟醸
「杉錦 吟醸」

楽酔「杉錦から吟醸が火入れされて届いたよ。今回仕入れたのは1.8L、でも味見用に720mlを1本取ってみたよ。」

小町「やる気入ってるわね、このコーナーのためでしょ、自腹を斬ってお金を払って。」

楽酔「やはり生の時とどう変わっているか気になるからね。」

小町「確か、このお酒は新しい酵母を使っていると思ったけど。」

楽酔「その通り、香味が出やすい1701号をブレンドしているんだよ。」

小町「新しい物にはついつい期待しちゃうけど、どうかな。」

楽酔「香りは穏やかだよ。ぐ〜んではなく、す〜としているよ。このくらいだと、だれもが心地よいって感じだろうな。味はいたって淡麗、シャープに切れるね。この切れはこの間の天法の純米生と同じ感じだ。」

小町「本当だわ、切れ具合は天法とそっくり、こういう感じのお酒ってぐいぐい進むのよね。」

5月17日 天法 純米生(再) 1.8L \2,700

天法 純米生
「天法-純米生(再)」

楽酔「今日は昨日の続きだよ。昨日はこのお酒を冷蔵庫から出して、すぐに飲んだのだけれど、すっきりしすぎていたから、そのまま冷蔵庫に仕舞わなかったよ。」

小町「ああ、そうでしたね。一日経ってどうなってるかしら。」

楽酔「常温だと最初にアルコールを強く感じるけど、これは仕方ないな。香りはフルーティ−という感じではなく、あくまでほのかな香り。味わいにいたっては、今日の方が飲みやすいよ。冷えていた時は、日本酒らしい苦味を感じたけど、今日の常温では全く感じないし。」

小町「私も昨日より、今日の方が美味しく感じるわ。常温の方が、ぐいぐいいけそう。」

楽酔「常温で飲むと、低温ではわからなかった部分が出てきたりして、味が一番わかると言われているんだよ。だから蔵元も怖がったりするし。」

小町「それって化粧が取れちゃったような感じだね、きっと。」

5月16日 天法 純米生 1.8L \2,700 

天法純米生
「天法 純米生」

楽酔「やっとこのお酒まで行き着いたよ。飲むと言ってずいぶん時間が経ってしまったよ。」

小町「そうよ、私もいつ出てくるか心配になっていたの。」

楽酔「おまちどうさま、さて腰を落ちつかせと。」

小町「精米歩合50%の五百万石でしょ、興味深々。」

楽酔「意外に香りはないな、吟醸香がぐ〜と来ると思っていたけどおとなしいや。」

小町「本当だわ、若干のお米の香りとさわやかさを感じるわ。」

楽酔「味わいは、先日飲んだ正雪の山田錦の吟醸生ににていると思う。あれもすっきりしていたけど、これももっとすっきりしているよ、まるで純米ではないみたいに。」

小町「だまって出されれば、だれも純米とは思えないくらいのすっきりさ、そしてシャープな後味。」

楽酔「今さっき、マイナスで管理している冷蔵庫から出してきたばかりだから、香りも感じずすっきりしているだけなのかなあ。今日飲んだら冷蔵庫に仕舞わずに日の当たらない廊下にでも出しておいてみよう。」

5月12日 高砂 吟醸生原酒 720ml \1,500/1.8L \3,000

高砂 吟醸生原酒
「高砂 吟醸生原酒」

楽酔「どうしても、これが飲みたくなるんだよな。」

小町「そうだわねえ、このお酒は3回目じゃないの。」

楽酔「高砂まで行って、タンクを選んで瓶詰めしてもらったぐらいだもん、気に入っていて何回も飲みたくなっちゃうよ。」

小町「実は私もこれが気に入っているの。」

楽酔「そうだろう、この青リンゴみたいな感じ、病み付きになっているよぼくは。」

小町「静岡酵母のお酒はやっぱりいいね。」

5月8日 つくし 黒ラベル(麦焼酎) 720ml \1,200

つくし 黒ラベル
「つくし 黒ラベル」

楽酔「つくしの黒ラベルの方はどんな感じだろうか。」

小町「昨日の白ラベルからして期待大ね。」

楽酔「うん、すごい、かつてない麦焼酎だよ。このコク、味のふくらみ、芋焼酎なみに味がのってるよ。」

小町「芋焼酎なまの濃さだけど、ごま焼酎に近い味ね。」

楽酔「いいちこのような甲類に近い系統でもなければ、樽貯蔵したウィスキーのような系統でもない、麦を前面に出した本格麦焼酎の登場だよ。」

小町「ブームになるかもね。」

5月7日 つくし 白ラベル(麦焼酎) 720ml \1,200

つくし
「つくし-白ラベル」

楽酔「しばらく清酒が続いたから、今日は焼酎にしてみようか、それも初めて飲む麦焼酎に。」

小町「芋はいくつか飲んだけれど、麦は初めてね。」

楽酔「そうだね、意外だね、麦は一般的なのに。今日飲むのは九州は福岡の西吉田酒造のつくし。白ラベルと黒ラベルがあるけど、今日は白ラベル。どちらも黒麹を使っていて5年以上寝かせたもの。」

小町「何々! 黒麹の麦焼酎でしかも5年古酒、珍しいわ。」

楽酔「麦焼酎はいいちこみたいな、甲類に近いのと、樽貯蔵したウィスキーみたいなタイプに分かれているけど、これはどちらでもないような感じだよ。」

小町「本当だ、味があるわ。でもどちらかと言えばいいちこに近いタイプかな。」

楽酔「そうだな、いいちこのようにすっきりしていて、しかも味がある。麦焼酎も奥が深そうだな。」

4月27日 高砂 吟醸・本醸造・純米の生原酒飲み比べ 吟醸720ml-\1,500/1.8L-\3,000

高砂 生原酒飲み比べ
「高砂-生原酒飲み比べ」

楽酔「高砂の生原酒を続けて飲んでいるけど、最後の吟醸を空けよう。」

小町「どうせだから、他の生原酒もいっしょに飲みましょう。」

楽酔「吟醸もタンクを選んで瓶詰めしてもらったんだけど、比べてみてどうかなあ。」

小町「さすが、吟醸ね、一段とフルーティー。」

楽酔「そうだなあ、艶も感じるよ。全部原料は山田錦で酵母も5MT-14。本醸造、純米、それぞれに良さはあるけど総合点では吟醸かな。」

小町「来年の内見会にも期待できそうね。」

楽酔「その前に、まだまだ在庫があるから売らなくちゃ。」

4月24日 高砂 純米生原酒タンクNO.30 720ml-\1,200 / 1.8L-\2,400

高砂 純米生原酒
「高砂-純米生原酒」

楽酔「昨日に引き続いて、高砂の内見会で見つけたお酒を飲もう。今日は純米酒、これもタンクを選ばせてもらったよ。」

小町「タンクごと選べるなんて、気が利いている蔵ね。」

楽酔「高砂は今静岡では一番のっている蔵、やることが違うね。」

小町「昨日の本醸造と同じ容姿、さて中味は。」

楽酔「やはり青リンゴ系の香味。本醸造のシャープさはなく、優しさがあるな。」

小町「開封して2時間くらい経ったけど、今の方がよくなったみたい。」

楽酔「空気に触れたら、丸みが出てきたようだね。」

4月23日 高砂 本醸造生原酒タンクNO.157 720ml-\1,150 / 1.8L-\2,300

高砂 本醸造生原酒
「高砂-本醸造生原酒」

楽酔「高砂の内見会の時に予約したお酒がやっと入ったよ。自宅でもう一度確かめよう。」

小町「全部でどのくらいあるの?」

楽酔「種類としては4つ、でも数量は当店自慢の冷蔵庫が満タンなくらい。」

小町「早く売らないと、次のお酒が入らなくなるわね。」

楽酔「それもそうだけど、早く売らないと、支払いができないよ、お酒も薄利でつらいところ。」

小町「愚痴をこぼさないで、さあ飲みましょう。」

楽酔「うん、内見会でも思った通りの、青りんご系のお酒。これがほしかったんだよ。」

小町「本当ね、青りんごでも採れたての硬いものね。」

楽酔「後味も本醸造らしくシャープに切れるいいお酒だ。」

4月22日 正雪 備前雄町特別純米 1.8L \2,600

正雪 備前雄町 特別純米
「正雪-備前雄町特別純米」

楽酔「正雪から雄町というお米から造られた純米酒が入ったよ。」

小町「紫色のきれいな高貴な感じがするラベル、きっと中味もおいしいわよ。」

楽酔「正雪は山田錦のお酒を緑色のラベルに、雄町を紫色のラベルに統一しているんだ。ちなみに雄町は山田錦の親にあたるのだよ。」

小町「お米って親子なのに年は一緒なのね。」

楽酔「なかなかするどいではないか。まず、いただこう。」「正雪はフルーティーな香りの高さで有名になったけど、このお酒も正雪らしい華やかさがあるよ。口から鼻から咽までも花に覆われちゃうよ。」

小町「うん、ラベルの見た目通りの印象ね。この香り、高貴だわ。」

楽酔「香りもいいけど、味もいいよ、ぐ〜んと口の中で広がるふくらみ。やはり雄町というお米がいいんだな。」

4月2日 始郎 純米吟醸生 720ml-\1,359 1.8L-\2,621

始郎
「始郎」

楽酔「女泣かせと元祖鬼殺しで有名な、島田の若竹屋から、今日入荷したばっかりの始郎を早速いただこう。」

小町「女も泣かせ、鬼も殺す有名な蔵ね、さてこのお酒はどんな感じかしら。」

楽酔「この蔵で今一番力を入れているらしいから期待大。ラベルや外見は本物らしくって好感が持てる。」

小町「香りは果実というよりは花を連想させると思うわ。ちょっとだけナッツの様な雰囲気もあるみたい。」

楽酔「すごく繊細な香りだね、味わいはフルーティーで軽やかだけど、どこか強さを感じる、うん、きっと静岡酵母から来る特有のすごさではないか。酒屋仲間では、この上のクラスの女泣かせよりもうまいという噂がもちきり。」


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