利き酒案内

2001年6月のテイスティングレポートです。

2001年5月分/


6月20日 満寿一 吟醸 300ml \530 H13製造

満寿一 吟醸300ml
「満寿一吟醸とかんぱち」

楽酔「再び今月の満寿一路線に戻ったよ、今日は吟醸。」

小町「あぁ、懐かしい吟醸香だわ。最近のとは違って穏やかで何か安心して飲めそうね。」

楽酔「満寿一の使う酵母は一貫して静岡酵母のHD-1だけ。昭和の時代、静岡酒が全国清酒鑑評会で一世風靡したときのものだよ。」

小町「でもどうしてそれを使い続けているの?」

楽酔「満寿一は志太杜氏最後の砦の蔵だよ、下手に他の県に感化されたら誰が伝統を守ればいいのさ。」

小町「今どき珍しい考え方をする蔵ね、でもこのお酒は支持するわ。だって香りもそうなんだけど、口に含んだ時のこの快感、何か初恋の味がするわ。まるでフルーティーな青りんごみたい。」


6月17日 忠正 忠兵衛 720ml \1,420 H13製造

忠正 忠兵衛
「超辛口忠兵衛とかつおの刺身」

楽酔「今月は満寿一月間なんだけど、急きょ何物入りでデビューした忠正の忠兵衛をここで飲まなければならなくなったんだ。」

小町「大物新人の予感ね、何でも五段仕込で静岡一辛くしたそうね。」

楽酔「数字と実際は違うから飲んでみなければ何とも言えないけど+15なんだって。」

小町「では恐ろ恐ろいただいてみるわ。やっぱり日本酒、口の中に入って舌では甘味を感じたけど、後味は辛いって思わず言ってしまいそう。」

楽酔「僕もそうだなあ、決して原酒のようなアルコールのピリピリはないけど、辛くてお酒だけ飲み続けるのは辛いなあ。」

小町「その点今日のつまみのかつおの刺身とは、ばっちりだわね。」

楽酔「僕も今そう言おうと思っていたところ、かつおとは抜群にいいね。きっとわさびや生姜などの薬味があるつまみと合うんだよ、名脇役だね。」


6月16日 満寿一 本醸造 300ml \410 平成13年製造

満寿一本醸造と赤身
「満寿一本醸造とまぐろの赤身」

楽酔「今日は体調ばっちりだからぼくも復活!」

小町「追いついて良かったね、今月は私一人の独壇劇と思ったわよ。」

楽酔「満寿一月間、剣の次は本醸造、当店の辛口食中酒の中でも超おすすめ、今日のおつまみのまぐろの赤身にもぴったり。」

小町「本当だわ、香りも控えめで、締った味、コクも丁度よくある感じで後味も爽快ね。」

楽酔「そうだろう、辛口タイプの中で、ど真ん中にくるお酒だと思うな。お米も山田錦と五百万石といった酒造好適米だけを使用、一度火入れをしてあるから後半は締って切れるね。」

小町「自分のお金で買う晩酌酒の定番にしようかな。」


6月11日 満寿一 剣 300ml \360  平成13年製造

剣とつまみ
「満寿一剣と桜海老」

楽酔「風邪をひいて約10日間、まだ治らないから今日も小町ひとりでお願いさ。」

小町「ひとりのお酒もおいしいわねえ、飲めない人を目の前にすると。今回も私が銘柄をチョイス、またまた満寿一の剣300ml。この間飲んだ印象が忘れられないから。これにしてみたの。」

楽酔「やはり、そこらあたりにこのお酒が売れる秘密があるのかな、当店では300mlではダントツに売れるもんな。」

小町「今日のつまみは桜海老、由比の正雪しぼりたて純米生とも以前合わせたわね、正雪の場合は全体を包み込むようなうまさを感じたけれど、剣の場合はキレがいいのか口の中をさっぱりさせる良さがある感じだわ。この辺は好みが別れるところと思うけれど。」


6月5日  満寿一 剣 300ml \360 平成13年製造

満寿一剣とつまみ
「満寿一剣とシイラ」

楽酔「毎月のように風邪を引いているけど今月の風邪は熱がひどくてお酒なんて飲めるような体調じゃないぞう。でもこのコーナー続けなくてはならないから、小町ひとりでやってくれないか。」

小町「それはお気の毒さま、ではお言葉に甘えて一人だけでおいしいお酒を飲ませていただくわよ。」

小町「独断と偏見で今月は満寿一の飲み尽くしといこう!まずは剣、満寿一ではしぼりたて以外では唯一の生、安いしね。」

楽酔「精米歩合65%の山田錦と五百万石から造られたお酒が360円、何より満寿一の全酒は老ねがないのがいいね、商品は全部低温管理しているから。」

小町「備前焼きのグラスでシイラを油で焼いて合わせてみたけど、この組み合わせもなかなかだわ。冷えているせいか、華やかな香りやお米自体の香りもしないけどスマートなボディーがさらっと油を流してくれるわね。」


6月1日 小夜衣の詩 720ml \1,560 平成13年製造

小夜衣の詩とかつおのはらも
「小夜衣の詩とかつおのはらも」

楽酔「先月から小夜衣中心に飲んできたけど、この詩が何と言ってもこの蔵の代表酒、このお酒の特徴を生かすため、今日のつまみはかつおのハラモをチョイス。」

小町「今年はかつおが不漁でハラモも初めてだわね。」

楽酔「これってうまくて安い優れものだよ、1つ百円だからさ。」

小町「百円何てとても信じられないわ、まぐろで言えばとろの部分じゃないの、柔らかくておいしい!」

楽酔「お酒も負けてないよ、森本社長の執念と威信を賭けた逸品だから。」

小町「うん、前回の純米もすごく良かったけど、これは別格って感じね、主張があるし、特徴的だわ。」

楽酔「そうさ、一度飲んだら忘れさせない何かがあるよ。香りもそうだし口に含んだ瞬間、思わず唸ってしまうしさ、今年のは特に口当たりが良くて、とろけちゃいそうだね。」


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