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日本酒は生酒があったり、燗酒があったり、季節のお酒があったりします。また一年中酒質が変わらない定番のお酒もあります。
白隠正宗の純米はその定番型に入ります。どちらかと言えば地味な定番酒。私も特別意識をせずに飲みましたが、おそれいいりました。
香りを匂いで、一口飲んだ瞬間に正座しました。写真がその時であります。(だいぶ座高が高いなあと自分では感じています。縦のストライプのシャツのせいでしょうか。)
威風堂々としています。決して飲み手にへこへこしない威厳があります。例えば生酒は新酒独特の香りが吟醸香のようでさわやかです。しかし、白隠正宗の純米は新酒の香りではなく、吟醸香そのものです。
この香りと締まった味。最近の雑誌とかで人気のあるお酒とは一線をかしています。
こんな威光を放つ銘酒を造るのは、若干27才の高嶋一孝杜氏兼経営者。彼は25才で親に蔵元経営を任されました。そして2年、堂々とした銘酒が誕生しました。
2005年8月、私は沼津の彼の元を訪れましたが、コンパクトにまとめられた蔵元です。大吟醸から本醸造まで使う酵母はただひとつ。そして、基本的に生ではなく、火入れして貯蔵してからの出荷。静岡県の他の蔵と比べますと、藤枝市の喜久醉と似て通じるところがあります。
白隠正宗は新しい静岡酒を切り開くひとつとなるでしょう。
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