蛇の目 本きき猪口

 日本酒を本格的に味わうには、それなりの酒器も使いたいところ。それには日本酒ならではのきき猪口がよろいしですね。よく見かけすまでしょ。白の丸い磁器で底に青い蛇の目が描かれたあれ。酔っぱらうために書かれたんじゃないの、なんて冗談もいわれたりします。しかし細部に渡って、あるべき姿に意味があるのであります。

 この蛇の目のきき猪口も本ききとそうでない一般のとあります。いまから説明していきますが、よくお酒の名前なんかが書かれていたり、小さかったりするのは一般向けであります。安く作れますので普及型でもあります。一方、元々このきき猪口はきき酒するために作られていますので、その目的に添ったものを「本きき」(ほんきき、ほんぎき)と呼びます。

 一般的なものはどこにでもありますから、丸河屋としてはやはり本ききをお薦めします。そうでなければ、この酒器を使う意味はないでしょう。蛇の目が泣きますよ。

蛇の目本きき猪口

\2,100(税込)

包装 \2,200(税込)

お買い物の仕方 おかいものかごの中
本きき猪口ですから、宣伝物ではありません。
蔵元の名前はありません。
誰も使っていない新品であります。

 では、順次説明しましょう。
 下の写真の左側は一般のきき猪口で、右側が本きき猪口です。これだけではよくわかりませんよね。だから本ききもどきとして一般のきき猪口がきき酒用と世間に通用しているわけです。

見分け方 ポイントその1. 蛇の目に凹凸がある

 一般のきき猪口は焼く前に書かれていますから普通の湯のみのようであります。表面は平です。本きき猪口は焼いた後に1つづつ手がきします。表面に凹凸が生じます。触ってもすぐにわかります。


一般きき猪口


本きき猪口

見分け方 ポイント その2. 蛇の目の色具合が違う

 色具合も右の本きき猪口の方が濃いです。焼いてから青く書きますから、輪郭がぼやけません。お酒の色具合を見るには、磁器の白と描いた青のコントラストを使いますので重要となります。
 下の写真にはお酒を入れました。液体が入ったことにより、凹凸は気にならなくなり、青い線がはっきりしていることがおわかりいただけることと思います。青い蛇の目がはっきりきれいに見えるお酒を良しとして、「青冴え」がすると表現します。青さえはきき酒用語でもあります。ここが理由であり、基点になっています。
 あなたもこれから、お酒が青冴えしているかどうか、確かめたくなってきたことでしょう。

見分け方 ポイントその3. 厚さが違う

 エッジとも言われます、厚さが違います。口に当たる部分がなるべく細いのが日本酒に限らず酒器には好都合です。薄ければ唇と舌先からまずお酒を当てることができます。厚ければ舌先が一番最初にお酒に接することはできません。きき酒にとって口当たりは重要な要素であります。飲むという動作には問題はありませんが。

取り扱い注意事項

 良い物と接するにはそれなりの愛が必要です。本きき猪口は薄いので欠けやすいです。ぶつけたりしないように気を付けましょう。たった1ミリの傷も気になります。洗ってからのおく場所も注意して下さい。伏せておく場合は傷がつかないようにしましょう。
 洗う時にも神経を使いましょう。ゴシゴシと他の食器類といっしょにあらっては大事な蛇の目に傷がつくかもしれません。
 本きき猪口は用意するのも、使うのも、そして洗って片付けるのも御自身がされることが望ましいです。酔ってそのまま寝て、朝奥さんが洗ってくれたときに割ってしまった。こういう場合は、奥様に怒ってはいけません。本きき猪口は使う人の自己責任においてすべてをまっとうしてください。

 ちなみに我が家では食器類などの片付けは私が担当するようにしています。

きき酒グッズとして「きき酒クリップボードのまるちゃんボード」もございます。

まるちゃんボード

 きき酒会場でみかける便利グッズです。清酒グラスの他にもワイングラスでも写真のようにきき酒できます。


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