丸河屋 河原崎吉博の2010年3月の日記です。
こんな私ですがよろしくお願いします。

3月31日(水)  「鑑評会出品酒の予約を開始します」

 19日に静岡県新酒鑑評会の一般公開がありました。私は不参加でした。今年のお酒はどうかなあと思っていますが、出品酒ははずれがないことでしょう。これがダメなら蔵全体のお酒がダメってことにも通じますからねえ。

 丸河屋には数蔵から鑑評会出品酒をいただいています。今年も数蔵の出品酒を販売することができるかと思います。これまでお買い上げいただいた御客様には直接メールして御案内します。

3月29日(月)  「誰が持ってきてくれたサンプルなのか?」

 ちょっと留守をするので、親戚のおばさんに店番を任せていました。そこにどなたかがやってきて、お酒の小瓶を1本置いてってくれました。おばさんはただただ受け取っただけで、誰が持ってきてくれたのか、わからないとのことです。

 丁度タバコを買いに来た方がいて、対応をしていた間のことであり、蔵元(おそらく)はすぐに帰ったようです。

 どれどれっと味わってみましょう。

 香りのイメージから、次の二つの蔵元であろうと思います。

 杉錦か白隠正宗か?

 以前、一度以上嗅いだことのある香りがしてます。私はこの香りを嗅ぎますと、水を用意したくなります。香りなのですが、何か焼けるような感じがあります。昔のお酒ってこんな感じが多かったです。

 口に含んで驚いたことがあります。この時期の新酒は原酒でアルコールが高いですが、これは逆に低いです。

 吟醸つくりではないですね。米がミルキーな純米酒であります。

 不思議なお酒であります。これはどうやって美味しく飲むべきか!酒質が良いとか悪いとかではなく、どうしたら、美味しい時間を過ごせるのか?すぐに答えが見出せません。

 お客様に販売する前に、自分でいろいろとやってみなくては。しかし、この時期は、そんな余裕がありません。子供の卒園、入学、進級の準備があり、町内会や児童倶楽部などもあります。

 気になるお酒ですが、さて、どうしようかなあ。

3月19日(金)  「三千櫻に訪問して来た御報告のページ」

 ようやく先日岐阜の三千櫻に訪問して来た御報告のページができました。昨年大好評でずっと完売していた袋吊の純米酒ももうすぐやって来るよと書きました。

 それから純米Rという新しいラインナップもお目見えしました。

 さらに6月にはすごいのも出すよ〜。らしいです。

 ダンチュウにも紹介されてしまいましたし、三千櫻の今年も目が離せませんね。

3月9日(火)  「マルシンハンバーグの味付けは?」

 マルシンハンバーグの味付けってどうされてますか?

 私の小さい頃はハンバーグは珍しいメニューでありました。ちょっとした贅沢品でもありました。

 自分で料理した最初のハンバーグはマルシンハンバーグです。今も変わらないロングセラー。偉大なハンバーグですね。もっともっと美味しいハンバーグは多いのに。

 私は自分が最初に作ったマルシンハンバーグのことを子供に話したくて、目の前で焼こうと思っていました。

 それは代わりに妻がやることになりましたが、思い出の味を食べさせることができました。

 マルシンハンバーグはシンプルにフライパンで焼くだけです。今は油もひきませんが、昔はひいていたような気がしてます。しっかり火が通ったら、出来上がり。

 さて、ここで味付けです。

 私の場合はウスターソースにマヨネーズを混ぜます。私の幼少の味であります。子供たちにも好評でありました。

3月8日(日)  「第35回駿府マラソン@無難走」

 寒かったですよ〜。冷たい雨に風。ウォーミングアップの時点でびしょびしょ。出走前の整列でまたまたびしょびしょ。走っているときには雨風も忘れていますが、ゴールした後、靴につけた計測物(名前を忘れた)を渡す列でびしょびしょ。記録表をもらう列に並んでびしょびしょ。

 走る前後の寒さの苦痛が今回の一番の思い出。

 私は静岡市民だから、まだ近所ですが、遠方の方は大変だったでしょう。もうちょっと寒くて、我慢できなかったら駿府公園から最短距離にあるシャワーでも浴びて、汗をかこうかと思っていました。

記録 5キロ 21分30秒
順位 部門39位(476人中)

昨年は 22分34秒で 部門51位(455人中)でしたから、1分の短縮が出来ました。

2月第一週の森町マラソンから練習は一度しかできませんでした。月間走行距離は4キロほどしか。それでこのくらいですから、無難まとめたって感じです。

次は4月の日本平桜マラソン。21分を切れればいいなあと思います。

3月4日(木)  「鶴齢山田錦特別純米無濾過生原酒をきき酒」

 飲食の専門誌である食楽の日本酒番付で東の横綱になった鶴齢。

 鶴齢の純米酒として、山田錦特別純米無濾過生原酒が写真に載っています。これが日本で一番の純米酒と食楽では決めているのであります。

 今年も入荷し、みなさまへの発送も一段落してきましたので、私も味見、飲酒、きき酒をしました。

 なぜ、味見、飲酒、きき酒と書いたかと申しますと、見かけ上は同じようでも、私の作業と気持ちは全然違います。こと、きき酒となりますと、美味しいなどと思うことはありません。

 これまできき酒してきて満点だなあと思ったのは、たったの3酒くらいであります。後は例え鑑評会出品酒第一位であっても、喉を通すことができないと判断することもあります。

 はっきり言えるのは、地酒祭りなどでお酒をきき酒したら、すべて香りだけ嗅いで、後は吐き出していることでしょう。

 それに比べますと、飲酒はいいもんです。仕事抜きです。

 さて、この鶴齢でありますが、それはそれは美味しいお酒でございますとも。横綱に選ばれているだけのことはあります。透明感があって綺麗。フルーティーさの奥にお米が存在している、飲みやすい純米酒であります。

 これを飲んで悪口を言う人は、お酒好きだったらいないでしょう。日本酒を普段飲まない方にとっては、味があるので、濃すぎたり、水で調整していませんから、アルコールが強く感じることはあります。一般的なお酒の中ではやはり横綱なんでしょう。

 しかし、きき酒に厳しい私には、私なりの感性と言いましょうか、酒の道とでも言いましょうか、愛があります。

 私のきき酒において、最も厳しい分野は、原酒であります。それも無濾過生原酒などの分野に至っては、ほとんど聞いていられないくらいのコメントになります。

 私も5年間の酒造りで美味しい酒と良い酒の違いは理解できるようになりました。自ら袋吊斗瓶囲いも、無濾過生原酒も加水もやり、ああこういうものかなあ、とわかったことがいくつもあります。

 お酒の欠点を発見しますと、どの工程・作業においての人為的ミスなのか、が見えてしまいます。

 鶴齢山田錦特別純米無濾過生原酒は申し分のない酒質ではあります。1.8Lで3,150円ですから。でも美味しいよ〜で終っていたら、酒販店の存在意味はありませんね。プロはプロなりのコメントをプロにしなくては。

 朝青龍にしてもそうなんですが、横綱ともなりますと、世間の目は違ってきましょう。

 鶴齢山田錦特別純米無濾過生原酒がもっともっと美味しくなるためにも、酒販店としてもコメントをしますね。それが酒蔵に対する礼であって、お酒好に対する責任であって、お酒に対する愛だと信じています。

3月3日(水)  「昔も今もかわいい女性(先輩)」

 お届けものをしたそのお家。玄関をあけるなり出て来た女性はどこかみおぼえのあるお顔。そうだ、この人は私よりも1つ年上で、中学校も高校も同じだったなあ。

 騒がれるほどの美人までではなかったが、かわいいと評判の女子生徒さんでありました。

 でっ、そのかわいい人ですが、今でも昔の面影があり、いやいや全然お変わりのないようで、かわいいまんまでした。

 とても今年で48才になるとは思えない容姿。表札からお婿さんをもらったとわかりました。

 今日はこんなこともあり、春めいています。

3月2日(火)  「鶴齢との出会い」

 どうして丸河屋さんには鶴齢があるの? とよく聞かれます。このところ、毎日のようになりました。

 そこで鶴齢の青木さんと私との出会いを書いてみます。

 知人から言われていました。
 「お酒も旨いし、人もいいんだけど、売れていない蔵元があるんだけど」「丸ちゃん、会ってみない?」

 私はどこですかと聞きました。

 「新潟なんだけどさあ、鶴齢って言うんだよ」「青木君(現社長)はいい奴でさあ」「俺、絶対いいと思うんだけど」「丸ちゃんところでやってもらえないかしん」

 私は新潟という不安。鶴齢という知らない蔵元への不安。確かにこれらの不安もありましたが、鶴齢をすすめてくれているこの方に関しては、絶対的な信頼がありました。この方とは20年以上、酒業界で歩んできています。

この方が会う場面を用意してくれて、ご対面しました。同時にお酒も味見しました。

 第一印象は、日本人離れした顔つきだなあ。お酒のことよりも、青木さんの雰囲気の印象が強かったです。私は西洋風な顔立ちを感じていましたが、後なって、このことを打ち明けますと、実は中東の人って言われることもあるんですよ、とのことでした。

どちらにしても印象に残ることは大事ですね。

 彼のお酒の説明から感じたことは、製造は製造部門に任し、営業は営業をし、事務は事務に徹している会社なんだなあ。
 =個人営業蔵ではない
 =社長が杜氏ではない
 =会社としての何かの転換期をむかえている

 そして、蔵元によくある東京農業大学卒ではないのではとも思いました。

 見かけ以外の最大の印象は、青木さんの器は大きいのではと感じました。蔵元は昔ながらの名家であり、当主は世襲であり、酒造免許も新規は下りない、というふうな、酒業界にはある特定の決まりきった空間があります。いろんな方と蔵元さんとお話するときには、この狭い空間を感じます。

 地酒専門店と称される方々にも、同様に狭い空間を感じます。(だからは私は地酒専門店という言葉を使うのには抵抗がありますし、外見上は地酒専門店には見えないようなお店にしてあります。今後も地酒専門店というくくりの中には、入らないように、入れられないように努力しています。)

 ところが、青木さんにはこの空間を感じません。相手が地酒専門店かどうかといった、私へのかんぐりもかんじませんでした。

 すなわち、丸河屋酒店と青木酒造を結ぼうとした方を信頼している。これはうまくいくお見合いのようにも感じました。

 これが出会いの場面であり、それがいつだったのか?
 もう昔のことですから、おぼえてはいません。

3月1日(月)  「鶴齢を買いに来ました@本日のお客様47」

 鶴齢が日本酒番付で東の横綱になって以来、ほぼ毎日のように鶴齢を買いにきてくださるお客様がみえます。私の母もびっくりしているところです。

 先週は新潟からも
 「新潟では買えない鶴齢があるもんで」と言ってはご来店されました。

 浜松からも
 「ちゃんとした特約店はここだけなんでしょ?」ってご来店いただきました。

 丸河屋酒店は説明してもわかりにくい場所にあり、わざわざ探してもらって来てもらうので、何だか申し訳ない気持ちになってきます。

 よく来てくださる静岡市の静岡のお酒をメインにしている飲食店さんからも「ここま鶴齢がなってしまうと、どうしても置いておかねばいかないなあ」と山田錦の特別純米無濾過生原酒を手にされていました。

 中には「鶴齢も幻のお酒になっちゃって、高価なプレミアム酒になっちゃうのかなあ?」とご心配されている方もいました。

 鶴齢が今後、どこまで成長し、どんな展開となるかはわかりません。いずれにしても、磯自慢や十四代と同様に地方の地酒からは離陸したことは、間違いありません。

3月1日(日)  「日本酒の楽しみ方第16期、日本酒の極め方第8期の日程と内容@SBS学苑パルシェ」

 SBS学苑パルシェ校の日本酒講座は4月から新規がスタートします。日本酒の楽しみ方は第16期、日本酒の極め方は第8期をむかえます。募集はすでに開始されていて、静岡新聞にも3月に載る予定です。

 日程と内容を決めましたので、お知らせします。

 この中にゲストに登場してもらう日もありますが、変更となる可能性がありますことをご承知ください。ですからゲストは○○さんとさせていただきます。

 日本酒の楽しみ方

4月 「春のお酒を楽しむ」桜にちなんだお酒を味わいます。

5月 「吟醸酒とは?」香り高い吟醸酒を理解します。

6月 「ゲスト ○○さん」○○さんからのメッセージを味わいます。

7月 「うなぎの蒲焼とお酒類の相性」夏をむかえるためにうなぎの蒲焼とお酒とあわせましょう。

8月 「夏の日本酒」夏にはどうして楽しむべきかのお勉強です。

9月 「秋の季節酒」ひやおろしを堪能してもらいます。

 

 日本酒の極め方

4月 「キモト系日本酒」キモトつくりのお酒を味わいます。

5月 「ゲスト ○○さん」○○さんからのメッセージを味わいます。

6月 「ゲスト ○○さん」山廃造りとキモト造りの違いを学びます。

7月 「うなぎの蒲焼とお酒類の相性」夏をむかえるためにうなぎの蒲焼とお酒とあわせましょう。

8月 「夏の日本酒」夏にはどうして楽しむべきかのお勉強です。

9月 「秋の季節酒」ひやおろしを堪能してもらいます。

お問い合わせ・お申し込みは、SBS学苑パルシェまでどうぞ。

電話:054-253-1221


日記 / 丸河屋酒店