ロゼワインの醸造法

ロゼワインのきれいなバラ色はどのように出てくるのでしょう。
白ワインと赤ワインを混ぜるのでしょうか。

ルバイヤートロゼ
ルバイヤートロゼ
(山梨県)

ロゼワインの醸造法は産地、ぶどうの品種によって数種類の方法があります。

1.最もオーソドックスなのが、赤ワインと同じように皮をいっしょに漬け込み発酵させ、色がピンク色になったところで圧搾し、皮を分離する方法です。圧搾した果汁にはまだぶどうの糖分が残っていますので、さらに発酵は続けます。

2.黒ぶどう(皮が黒っぽい)を破砕し、直ちに圧搾するとピンク色の果汁を取れます。これを白ワインと同じように発酵させます。産地によっては薄いロゼになり、フランスではヴァン・グリ(灰色ワイン)と呼ばれています。カリフォルニアでブラッシュと呼ばれているのはこの方法でジンファデル種から造ったロゼワインです。

3.黒ぶどうと白ぶどうを混ぜて発酵させます。色だけをバラ色にするのなら、赤ワインと白ワインをブレンドすればできますが、品質を求めるならば、発酵過程を経る必要があります。日本には白ぶどうの甲州種と黒ぶどうのマスカットベリーA種やブラッククィーン種の混醸ロゼワインがあります。

 ロゼワインの醸造法はどの方法も、主な醸造過程は色ワインと同じ液発酵であり、味的にも白ワインの方に近くなります。発酵を果汁の糖分が残っている段階で止めれば甘口に、完全に糖分がなくなるまで続ければ辛口になります。

ロゼワイン

 フランスのタベルロゼやプロバンスロゼは辛口、ロワールのアンジュロゼや日本の多くのロゼワインは甘口です。

 甘口が多い日本のロゼワインはピクニックワインとも呼ばれるように昼間に飲むことも考えられて造っているようです。

 ロゼワインの色は黒ぶどうに由来する色素が少ないため、速く変化してしまいます。よくたまねぎ色をしているとかオレンジ色をしていると表現されますが、酸化がすすんだ事を意味しています。熟成しない色が鮮やかでフレッシュな内に飲みましょう。


豆知識 / 丸河屋