梅酒の造り方 禁じ手・掟破り編

 酒税法律上からの禁じ手・掟破りな梅酒の作り方を紹介します。ここで紹介する梅酒は製造免許を持つ製造者しか作れません。紹介する理由は蔵元からの話ですと、作ればかなり旨いとお聞きしているので、話しだけどもと思って書いてみました。マニア編と超マニアック編と内容が重複します。

 あえて禁じ手とか掟破りとうたってあるのは、電話やメールで梅酒の作り方の問い合わせが多すぎるからです。酒税法についてもくどくどと説明しなければならず、仕事に差しつかえがあります。質問が来ないため、また、酒税法を知っていただくために書いてみました。

 あくまでも日本の酒税法を厳守して作り、お楽しみ下さい。

禁じ手 その1.

 梅1Kg  + みりん1.8L  + 糖分0

 みりんを使って仕込むと美味しい梅酒ができると蔵元さんから教わりました。みりんは麹の糖分があるので、氷砂糖などの糖分は要りません。みりんと梅を合わせれば出来上がりです。

 問題なのは使うみりん。できれば純米本みりんがいいと言われています。よくある本みりんは純米本みりんに醸造アルコールや糖分を加えて作られています。いわゆる添加物ありの商品です。丸河屋では杉錦の純米本みりんを販売しています。

 純米本みりんは熟成しているのがありますが、この場合は普通の本みりんをブレンドしてもよいとのことです。

●禁じ手の理由:
 酒税法ではアルコール20゜以上の酒類に限るとなっています。みりんはアルコールが14゜くらいですから、梅酒には使えないことになります。アルコール14゜に梅が加わると、アルコール度が下がり、醗酵の恐れがあります。醗酵してしまうと自家醸造になってしまいます。日本では自家醸造は禁止されているのでこの法律が生きているわけです。アルコール度が低いと腐るからではないのですよ。

禁じ手 その2.

 梅1Kg  + 白ワイン1.8L  + 糖分750g

 白ワインもアルコールは20゜いきません。となると上と同じ理由で梅酒には使えないことになります。この方法は実は朝日新聞で紹介されていました。違法ですので、訂正が後日出された問題の方法です。糖分の量はこのくらいだったかはおぼえていませんが、多分このくらいでしょう。

 私が想像するには、ワインのリンゴ酸と梅のクエン酸が加わり、それほど酸味もない軽やかでさわやかな梅酒ができそうです。ワインメーカーさん、作って販売してほしいです。

禁じ手 その3.

 梅1Kg  + 日本酒(アルコール20゜未満)1.8L  + 糖分500g

  アルコール20゜未満の日本酒も同様に梅酒には使えないことになりますね。丸河屋で販売している梅酒用日本酒は20゜ありますから堂々と梅酒を作ることができます。もの作りの観点からすれば、どんな日本酒でも美味しい梅酒になります。現に日本酒仕込みの梅酒を製造している蔵元が使う日本酒は普通のアルコール度です。15.5゜とかの。


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