発泡日本酒

 発泡日本酒もいろんなメーカーから発売されています。できるかぎり市場に出回っている発泡日本酒はテイスティングし、ここで紹介していきます。

 過去のテイスティングから、発泡日本酒は次のような基準でタイプ分類が出来ます。
・泡の出方は「コーラ型」と「ビール型」に分かれます。
・泡(炭酸)の強さは「強い」か「弱い」。
・アルコールが日本酒として「極低い-10゜以下」か「低い-10゜〜14゜」か「普通-約15゜」。
・甘味から判断して「極甘口」か「甘口」か「やや甘口」か「中口」。
・酸味から判断して「酸味を感じる」か「酸味を感じない」。
・味わいから「薄口」か「濃口」か。
・透明度から「濁りあり-瓶内二次醗酵」と「濁りなし-炭酸注入」。

 当店で現在販売しているのは、「ゆきくら大吟醸720ml」「Zipang 250ml」「花の舞 ちょびっと乾杯」です。

これまでテイスティングしたラインナップ

ゆきくら大吟醸

ゆきくら大吟醸300ml

ゆきくらドライ300ml

はっぽう美人

六舟

爛漫

ジパング

月のうさぎ

Shulala

Japon

あわ咲

ゆきくら大吟醸

「ゆきくら大吟醸」 玉川酒造 新潟県

 青い機械仕掛けのレトロ調の瓶がおいしさを引き立てています。アルコールは12゜、炭酸ガスもしっかり出て、香りも味も大吟醸ですから申し分ありません。甘口でコーラ型の泡です。乾杯用などお祝いごとにもってこいですし、専用のきれいな1本箱もありますので、贈り物にも最適です。当店で販売中。

 720ml \2,100


ゆきくらドライ300ml

「ゆきくら本醸造ドライ」玉川酒造 新潟県

 この上の大吟醸も安いのですが、こちらも安すぎるくらいです。ドライといっても辛口ではありません。中庸と私は思います。アルコール9゜ですので、お酒というのを忘れてグイグイっといってしまいます。炭酸ガスも充分にあり持続しますので、発泡日本酒に興味があり、まず何か飲んでみたいなと思われる方にはこれを強くすすめます。梨やリンゴの香りがするすがすがしくスパークします。

 300ml \360


はっぽう美人

「はっぽう美人」秋田清酒 秋田県

 かわいらしいレッテルとネーミング、中味は瓶内二次発酵の純米酒でした。炭酸ガスも充分あり、お米の旨味を感じた、憎めない味です。UVカット瓶で発売されていましたが、小売店での管理をはじめ、流通が難しいということで製造中止となっています。

 300ml \600 でした。


六舟 純米吟醸

「六舟」秋田清酒 秋田県

 純米吟醸六舟を瓶内で発泡させたお酒です。秋田清酒は専務の伊東さんが10数年前から発泡清酒に取り組む元祖的な蔵です。瓶には発泡日本酒ではなく、活性清酒と書いてあるのも歴史を感じさせます。アルコールは普通のお酒と同じ15゜〜16゜ボディーがあり飲みごたえがありました。日本酒の王道に近い1本です。

 720ml \2,136


爛漫発泡生貯蔵酒

「爛漫 発泡生貯蔵酒」 爛漫 秋田県

 生貯蔵酒をアルコール10゜〜11゜にして炭酸ガスを注入してあります。サイダーやビールと同じような原理ですので瓶の底にはおりがありません。透明度は抜群です。ガス圧はビールよりも低く、ジュワーではなく、シュワーとおとなしくスパークしました。香りも味も清涼感があり、フルーティーでした。爛漫はさすがは優良企業ですね、スクリューキャップは特注の炭酸が抜けないように工夫されていました。発売中止となっています。

 300ml \320でした


zipang

「Zipang」 月桂冠 京都府

 これが雑誌などでは一番多く目にします。瓶は容量を変更してリニューアルされました。アルコール7゜、日本酒度-14、酸度2.6。香りは月桂冠酵母に由来していると思われる吟醸香が立ち上がり、洗練された印象です。酵母によって造られた炭酸ガスが適度に入っていて、泡もすぐにはなくなりません。瓶底におりもなければ、にごりもない、きれいな透明をしています。スパークリングワインのキュベクローズド方式の様に炭酸ガスを得ています。今までにない新しい発泡日本酒と思います。

 250ml \280


月のうさぎ

「月のうさぎ」 梅の宿 奈良県

 おにぎり屋さんのような名前の蔵から、ひときわ目立つきれいなラベルのお酒だと思いませんか。女性を狙っているのがよくわかります。アルコール6゜〜7゜の瓶内二次発酵の純米酒で瓶底にはおりがこずんでいます。グラスに注ぎますと、しっかり炭酸ガスが出て持続していました。ただおりが舞い、濁ってしまい、食パンのような酵母の香りがお酒のフルーティーな香りを上回ってしまい、さわやかさに欠け残念なところです。やや酸を感じる甘いお酒でした。

 330ml \450


Shulala

「Shulala」善哉酒造 長野県

 長野県の松本酒造協会の共通企画商品です。新しいタイプのお酒らしい瓶を使用しています。シャンパンのように瓶内二次発酵させていますので、瓶底にはおりが見えます。アルコール7゜〜8゜の純米酒で麹の香りが漂ってきました。薄い純米酒とか甘酒の炭酸割りとか言った人もいました。

 300ml \500


japon

「Japon」舟山酒造 京都府

 注いだ瞬間、あれっガスはっ?ぐんぐんと立ち上るガスはありませんが、グラスには底の方にブツブツと泡があり、微発泡ということがよくわかります。アルコール度は8゜〜9゜、純米酒らしい感じと炭酸のさわやかさがありました。少し時間が経ち、底の泡も大粒となり新たにガスは発生していません。ガスがあってこそバランスがとれていました。

 300ml \800


「ぷちぷち」末広酒造 福島県

 栓を開けると酒名の通りにプチッと音がします。泡は勢い良くでて、すぐに写真のように落ち付きます。コーラ型の泡であります。瓶内二次醗酵により炭酸を得られたために、瓶底には酵母がたまっています。

 酸味が心地よく、甘さを押さえています。若干酒粕のようなお米からできたなあと感じる味わいがあります。

 300ml \504

 アルコール度7.5゜、日本酒度-20、


「あわ咲」神戸酒心館 兵庫県

 凍結酒福寿でおなじみの蔵元の発泡日本酒です。凍結酒は邪道と思われがちですが、ロングセラーを続けていて、もっかのところ敵なしの様相。

 例え邪道と謳われたって、いいではないか。先を見据えた蔵元の姿勢が商品から感じられます。私の独断ですが、かなり試行錯誤をくり返して、完成度を上げてから世に送りだす。このあわ咲きもそんなポリシーを感じます。

 はっきりいいまして、かなりいい線をいっているなあと感心しました。甘酸のバランスが気持良いです。瓶内二次醗酵で作られた炭酸が入っているので、発泡日本酒は美味しい=気持良いになります。

 純米酒です。 300ml \772

 アルコール度 6゜〜7゜、 精米歩合65%


その他の発泡清酒・発泡性清酒

商品

メーカー

容量(ml)- 価格

アルコール度/特徴

なな

旭化成(東京)

180-\240

7゜/発泡清酒

酒泡

寿酒造(大阪)

250ml-\280

7゜〜8゜/発泡清酒

Kizakuraシャトル冷酒サワー

黄桜(京都)

350ml-\280

5.5゜/炭酸清酒

Kizakuraシャトル薄紅サワー

黄桜(京都)

350ml-\280

5.5゜/炭酸清酒

すず音

一ノ蔵(宮城)

300ml-\700

4.5゜〜5.5゜

宴日和

一本義(福井)

300ml-\650

5゜〜6゜/発泡性純米酒

道後の蔵のアペリティフ

水口(愛媛)

200ml-\280

7゜〜8゜/発泡清酒

雪しずれ

白雪(兵庫)

720ml-\2,000

12゜〜13゜/微発泡

純米大吟醸FN

奥の松(福島)

720ml-\5,000

11.5゜

豆知識 / 丸河屋