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 ”酒縁に感謝  ” 静岡 丸河屋 「ただいま」NO.81 2002/2/15
 
       こんにちはっ! 丸河屋の河原崎吉博です。
 
   世間の不景気とは関係なく、今年の新酒の出来もいいですよ。
    今日もそんな美味しいお酒を味わってほしく書き綴ります。
    少々長くなりますので、暖かいコーヒーでも御用意下さい。
       熱いお酒はどう?  なおさらいいです。
 
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◆今回の内容
■A.担当者近況
■B.新入荷の清酒  「開運 伝」
■C.春の特別酒   「安倍街道 斗瓶囲い」
■D.小町のこの一本 「白酒」
■E.新入荷の焼酎  「匠の華」
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■A.担当者近況
 
 前号も発行した時は、小雪の舞うすごい寒い日でした。それからたった
の2週間しかたっていないのに、季節の移り変わりは早いものですね。女
心と秋の空なんて言いますが、春の空は何に例えられるのでしょうかね。
私のような、花粉症を持つ人にとっては、そんな悠長なことを言ってられ
ません。春眠暁を憶えず、どころか、寝ていても鼻や喉は花粉をキャッチ
して、喉がからからになります。
 
 花粉症にもめげずに、しっかりテイスティングはかかせません。
 
 おいおいテイスティング?  いやいや晩酌です、はい。
 
 今月に入って飲んだだけでも、もう何本でしょう。家族で酒飲みは4人
もいるものですから、けっこうの量です。でも一人の負担は少なくて済み
ます。私は毎月のお小遣いが、1万と4千円です。そのほとんどが、晩酌の
お酒代となります。妻もいっしょに飲むのですが、私しが優先してお金を
払っています。だから酔ってもいい旦那様なのです。お酒は定価でレジに
払っていますよ。
 
 ちなみに今月飲んだお酒を列記しますと、
 
・君盃-天領の瀧 \1,200
・開運-伝 \1,650
・南部美人-大吟醸純米仕込み \2,600
・高砂-本醸造生原酒 \1,150
・忠正-安倍街道特別酒 \2,800
 
 いやあ、もう税込みで1万円ギリギリです。
 
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 さて、昨日のことなんですが、
 
 沼津から東名を使ってお酒を買いに来て下さった御客様がいます。
それも当店でのお買い物のためだけにですよ!!。。
もう、うれしくって、でも申し訳なくって。
 
 この御客様の話ですと、どうやら当店は、静岡市街地にあると思っ
ていたようで、実店舗に着くなり不思議そうな顔をしていました。
結局パソコンで見ますと目の前に当店があるわけですが、その実店舗
となると想像の域を出ません。どうしてもギャップがあります。
このことは、自分自身ではわかりにくいところなので、とにかく、
ネットも実店舗も一生懸命やらねばと思いました。
 
 覆水盆に御客様も帰らずにならぬように。
 
 あっ、それから配達もしていますよ。サザエさんに出てくる三河屋
さんのように、御家庭の裏の玄関から「こんちはっ!どうも」って
感じで運んでいます。つまみ食いはしていませんけど。
 
 
 こんな、私し河原崎吉博はいつもここにいます。
  http://www.marukawaya.com/
 
 
 
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■B.新入荷の清酒
 
 
 ●「開運 伝」●
http://www.marukawaya.com/kaiun/kaiun_product.html#den
 
 開運はいろんな銘柄があります。その全てが開運らしく、期待通りの
品質になっています。ここが人気の秘密で、当店としても安心して売っ
ています。現在の在庫としては、全国的に開運酒の人気NO1.「純米無濾
過」、静岡県内産の山田錦から造られる「純米吟醸 高天神」、それか
ら「しぼりたて本醸造」があります。それから今年もようやく「純米吟
醸 伝」が入荷しましたので、今日はその伝を御紹介します。
 
 開運は静岡酒の中でも、人気が高くて、全国でひっぱりだこになって
います。名前もいいですし、味わいもいいです。その人気のある開運で
も、滅多にお目にかかれない銘柄もあります。それがこの伝です。
 
 昭和後期、静岡酵母で全国新酒鑑評会で静岡酒が一世風靡したことが
ありました。この伝はその頃に登場した純米吟醸の生で、その時の静岡
酵母を使い造られ続けています。もう16年目だと思いますが、毎年安
定した品質で、今までのファンを裏切りません。今年の伝も飲みやすく、
飽きのこないタイプに出来上りました。
 
 開運にもいろんなタイプのお酒があります。伝は飲むほどにはまるタ
イプです。1本飲んだ後にまた1本と飲みたくなります。私し個人的なこ
とですが、何を飲もうか迷った時には、この伝も選んでいます。
 
 ぐっと唸る純米無濾過もいいし、長く付き合うこの伝もいいです。
 伝はタンク1本だけ仕込む限定酒です。だいたい夏頃には完売します。
 
 720ml \1,650   /  1.8L \2,913
 
 
 
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■C.春の特別酒   「安倍街道 斗瓶囲い」
http://www.marukawaya.com/yoshiyashuzo/yoshiyashuzou_sake.html
 
 
 静岡では忠正(ちゅうまさ)と呼ばれて親しまれている吉屋酒造のお酒
です。吉屋酒造は、全国的にはマイナーであるものの、H12・13・14年
と全国新酒鑑評会3年連続金賞受賞するなどの実力蔵であります。ここは
静岡県内でも個性的な品揃えをしていて、山廃仕込み、辛口五段仕込みな
どを行っています。山廃仕込みは静岡県内では高砂と2蔵だけしか行われ
ていませんし、五段仕込みはこの忠正だけであり、できる辛口は静岡県で
は1番辛いお酒になります。
 
 これらのお酒が造れるということは、いかに南部杜氏の中島春樹氏の技
術力が高いかを証明しているようなものです。社長の橋本元雄さんは、品
質以外についてこう述べます。「静岡県はずっと灘・伏見の下請けをして
きたメーカーが多い中、うちだけはそういうことをしなくてもここまでき
ている。」
 
 そうです、静岡県中部地方においては、この吉屋酒造以外はすべて灘・
伏見にお酒を送っていました。業界では桶売りとか未納税とかと言って、
今でこそ有名な静岡の蔵も少し前まではそんなことをしていないと経営
できませんでした。そういうことをしなくてよかったのも、地元中心に
地道に酒造りをしているからですね。余談ですが、桶売りを恥じて社名を
変更して、うちはしていないと言っている蔵もあるくらい、蔵のプライド
に関わることみたいです。どうでもよさそうですけどね。今の静岡酒を
みると。
 
 安倍街道はこのような吉屋酒造の本醸造なのですが、この特別酒はただ
もんの本醸造ではありません。一番上のラベルには「斗壜囲い」と書かれ
ています。斗壜という壜に入れてあったということですが、どういうこと
かと申しますと、しぼられたお酒の中で、すこぶる良いものだけを斗壜と
いう壜に入れておき、鑑評会などに出品します。
 
 静岡県の鑑評会では平成12年までは本醸造の審査があり、吉屋酒造で
も斗壜に入れてあったものを出品していました。当店では以前からこの
斗壜に詰められた部分を分けていただいています。平成13年からは本醸造
の審査はなくなったため、審査に提出していた分も回してもらっています。 
酒名が安倍街道なのは、他にラベルがないので、蔵と相談して決めました。
そもそもこのお酒は当店だけにしかありませんから、お酒の名前は関係な
いですよね。でもどなたか、いい酒の名を思い浮かぶ方がいらっしゃいま
したら御教授くださいませ。
 
 さてさて、この斗瓶囲いのお酒ですが、そうそうできるものではござい
ません。今年も本醸造はすでに4本搾りました。しかし、斗瓶に囲ったの
は、当店がいただいた分だけです。この後本醸造はもう2本搾りますが、
斗瓶に入るくらいのお酒になるかどうか。もし、ならなければ、今年は
今回当店が入手した分だけとなります。それももう後わずかです。
 
 静岡の忠正もいいお酒を造る蔵ですよ。
 
 価格 1.8L \2,800
 
 
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■D.小町のこの一本  「白酒」
 
  こんにちは。小町です。
 
 皆様、いかがお過ごしでしょうか?
 
 我家では、次女が長く風邪を患い、10日ほど保育園をお休みしました。
その間、抗生物質を三種類も変更しました。わずか10ヶ月の赤ちゃんが、
そんなひどい風邪をひいてしまったと思うと、働く母親としてすまない気
持ちでいっぱいになりました。
 
 お読みくださっている方の中にもいらっしゃいますか?
 
 乳児を預けて働いている方。風邪を引かせてしまったことも、そんな時
に、ついていてあげられないこともつらいですね。
 
 そんな中、2歳の長女は、なんとか元気に通園してくれていました。
お話やお歌がとっても上手になって来ました。歌詞が理解できているわけ
ないのに、すぐに新しい歌を覚えるので、おどろいています。
 
 今、覚えたての歌は、「ひなまつり」です。
 
 1週間程、夜に布団の中で歌ってあげていたら一人でも歌えるように
なりました。次のお休みには、この歌をうたいながら、おひなさまを飾り
つけようと思います。 
 
 実は私小町の実家の家業は、雛具製造卸行と雛人形の小売業です。
そのため、たぶん皆様よりもほんの少しですが、おひなさまを身近に感じ
られると思います。
 
  昨年のひなまつりは、私のおひなさまも娘の物と一緒に飾りました。
実母いわく、こんなに素晴らしい三人官女さんを作れる職人さんは今は
もういないよと。残念ながら、私にはよくわからないのですが、手の込
んだ物のようです。
 
 おひなまつりに飲まれるお酒と言えば、白酒ですね。
おひなまつり自体が、少子化・不景気・住宅のコンパクト化等により、
その風習・文化が継承できなくなって来ています。白酒を作っている蔵
も全国で一件になってしまったと聞いています。
 
 当店では、今年も白酒が入荷しました。「ももやま」という白酒です。
 
 白酒って、それが何なのか今まで考えたことがなかったのですが、
もち米とうるち米に米麹を加えて熟成させ、それをしぼるのではなく、
つぶしたものなのだそうです。
 
 乳白色でドロッとした白酒を口にしてみますと、普段飲む一般的なお
酒とは趣が違い、うーん甘い・旨い・とろけるー !の三拍子。
 
 お菓子のようなお酒ですが、しっかり米の香りもあります。
 このままでもいけるのですが、お湯やミルクで割ったり、ココアやピ
ーチのリキュールを加えてアイスでもおいしい。正統派には、おろし生
姜もいいですね。
 
 桃の花を思わせる、かわいらしい小瓶に入っています。
お節句の祝い酒にはもちろんのこと、季節をめいっぱい感じながら、たま
にはこんなお酒いかがでしょうか?
  
 やさしい気持ちにしてくれるお酒です。
 
 「白酒 ももやま」 300ml 700円です。
http://www.marukawaya.com/shirosake/shirosake.html
 
 上のページには、私の実家の雛人形も1つ御覧になれます。
あまり馴染みはないかもしれませんが、おぼこ姫と言われる、幸せそう
な雰囲気のあるかわいらしいお雛さんです。白酒とともに御覧いただけ
ればと思います。
 
 
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■E.新入荷の焼酎  「匠の華」
 
http://www.marukawaya.com/shochu/hakuro/takuminohana.html
 
 さつまいもの最上な部分だけでつくられたこだわりの逸品です。
 
 芋焼酎の原料はもちろん芋なのですが、その芋をどういう状態で仕込む
かによって品質が変わって来ます。芋が傷付いて痛んでいる部分は除去
するのは当然ですが、芋の両端には苦味や独特の香りがあるから、ここも
使わない蔵もあります。また、収穫してからすぐに仕込むという蔵もあり
ます。この匠の華はと言いますと、芋の両端をカットした後、更に芋全体
の皮をむきます。これは相当な重労働で手がかかります。包丁で1本1むい
ていくのです。まるで清酒の吟醸酒のお米のようです。吟醸芋焼酎とも言
いましょうか。それだけに、この匠の華には蔵元全員の熱き思いが込めら
れています。 
 
●いつかはこういう芋焼酎が出るとは思っていました。
 
 ブームの芋焼酎ですが、いつかはこのようなものも出るのでは、とずっ
と待っていました。清酒はお米を磨けば磨くほど、いい香りがしてすっき
りとします。芋焼酎でも原料の取り扱いはよく話題になります。酒質にい
いところだけを使えば、当然コストがかかります。そして、芋の場合は皮
をむくのですが、形がいろいろで包丁でむかなければなりません。
 そんな作業をして美味しい芋焼酎を造ってくれる蔵とようやくめぐり会
えました。この皮むきをしている蔵人たちにもありがとうと言いたいです
ね。 
 
●私ももちろん飲みました。
 
 香りも味わいも一貫してきれいです。最初の1杯目から何杯目まで、印象
が変わりません。芋焼酎らしくない、いい香りの芋焼酎と表現される芋焼
酎は世の中にはたくさんありますが、この匠の華はそんな芋焼酎とは違い
ます。確かに芋焼酎の香りがします。しかし、この香りがたまらなくいい
のです。どこか浮き浮きしたいい気分にもなりますし、やはりいいものは
いいと声を大にして訴えたくなります。 
 
 当店にはこのようなきれいさを感じる芋焼酎が他にもありますが、匠の
華のきれいさは美しさにも通じていると思います。例えるならば水晶でし
ょうか。 
 さて、どんなお料理と合わせようかと迷いましたが、チゲ鍋にしてみま
した。チゲ鍋の辛さで疲れる舌をやさしく包んでくれるように飲めました。
ストレート・ロック・水割り・お湯割りと飲み方を変えましたが、どれも
いいです。どれも同じ感じなのです。割っても冷やしても温めても一貫し
て味わいがくずれません。ここらへんにこの匠の華のすごさを感じました。
造り手の思いが入ったお酒はいいものですね。 
 
 アルコール度 30゜
 720ml \2,100
 
 
 
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後書き
 
 次女が調子が悪そうなので、熱を計りましたら、37.7゜ありました。
あれあれ、また風邪か? と思いながら、試しに自分の熱も計りました。
そうしたら、何とあるではありませんか?喉がかわいて痛くて、声ががら
がらですので、今年の花粉は喉に来るなあなんて、呑気にしていましたが、
どうやら風邪でした。
 
 今の時刻は発行日の15日の午後10時です。後2時間でタイムリミット。
今夜は人肌の燗酒でもくいっと飲んで寝なくては。
 
 みなさんも体に気をつけてお過ごし下さい。
 では、また30日にお会いしましょう。
 私は16日に君盃酒造へ、19日には杉錦の蔵にお邪魔してきます。
 
 
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
貴重なお時間をすいませんでした。
 
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
発行しています。 (http://www.mag2.com)
次回は2月30日に発行いたします。
 
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担当 河原崎吉博    webmaster@marukawaya.com
 
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