☆☆☆″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″★★★
静岡 丸河屋 飲食タイムズ 「ただいま」NO28. 2000/10/30
静岡では丁度一日おきに晴れたり、降ったりしています。
そちらの天気はどうですか?
今年の紅葉前線は遅いと聞いています。
こちらでは28日古代米を刈り取りました。
今号はその古代米のお酒 ★登呂人の宴★ の特集です。
″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″
◆今回の内容
■A.「登呂人の宴」とろのうたげ 特集
1.製品化までの経緯
2.品質内容
3.よくある質問FAQ
■B.前号に関して
======================================================================
■A.「登呂人の宴」とろのうたげ 特集
前書き
登呂人の宴は、当店では一年間で最も売れる銘柄です。しかもそれがほと
んど予約で出てしまうほど人気があります。今年も刈り取りが先日終了し、
製品化することが決まりましたので、特集を組む事にしました。
ページにも昨年よりアップしてありますのでこちらからどうぞ。
http://www.marukawaya.com/toronoutage.html
1.製品化までの経緯
平成9年春、JA静岡経済連の西沢さんから、「丸河屋さんもおもしろい事
して遊ばないか。大学の方で古代米を提供してくれるから、それを自分達
で栽培してお酒にして飲んでみよう。」という電話をいただきました。
私もおもしろそうな企画だなと思い、説明会(飲み会)に出向きました。
私と同意見の人、団体が集まり、わいがや静岡古代米研究会を発足させま
した。この中には、静岡大学農学部、JA静岡経済連、静岡県農政部、静岡
県観光協会、静岡県酒造組合、酒屋(丸河屋)、農家の方々が入っています。
田植えから刈り取りを、古代米研究会のメンバーや一般消費者と静岡市内
で行い、収穫量が定まったので、吉屋酒造と相談し、製品本数、値段等のこ
まかい事柄を決めることが出来ました。
どのようなお酒にするかは意見がわかれましたが、マニュアルを作らず、
杜氏の永年の経験で一番この米らしい味にしてくださいとお願いし、任せま
した。この時点では本醸造にするか、純米にするかも決まっていません。
蔵元で精米しましたが、今まで見たこともないお米を前にして、杜氏は
唖然とし、どのようにしたらよいのか悩んでいたようです。なにしろ痩せす
ぎていて精米がうまく行くような米でなく、83%までしか磨けなかったので
すから、仕方ありません。
仕込みに入りましたが、全て初めての経験なので、大吟醸よりはるかに手
が掛かりました。麹菌は菌糸が米の中に入って行きにくく、他の麹の二倍ほ
ど時間を費やしました。
お酒の名前は一般応募で募集し、「登呂人の宴」(とろのうたげ)を選ば
せていただきました。ラベルは元静岡県酒造組合顧問の栗田覚一郎さんにお
願いしました。これまでが製品化の経緯です。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
2.品質内容
上記でも触れましたが、田植えから全てに渡り、マニュアルがありません。
何をするにも行ったとこ勝負でどうなるかわかりませんでした。酒質は杜氏
の経験に任せましたが、アルコール添加をしない生の原酒のうすにごりが良
いではないか、ということになりました。
さすがは杜氏、搾られたお酒を飲んだ関係者は皆「うまい!」と一斉に声
を上げました。
男らしいワイルドな辛口で、飲んだ後、ゴツンと叩かれたような力強さも
感じられました。吟醸酒のような華やかさはありませんが、パワーが漲りま
す。一本筋の通った野生味溢れる男の中の男。田舎っぽく、大雑把で物静か、
でもここぞと言う時は、人一倍頼りになる、そんな男らしいお酒です。そん
な男ももう今時いなくなりましたね。
ではあなたはどう? はい、私も自信がありません。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
3.よくある質問FAQ
このお酒を販売していると多くの質問が寄せられます。代表的なものだけ
御紹介しますね。
- Q1. 古代米は赤米ですか?- - - - - - - - - - - - -
A1. 古代米は昔利用していたお米ですから、白色、ピンク色、赤色、茶色
のようにいろいろあります。現在白色を食しているわけですが、これは
戦時中に色着きのお米を栽培するな、というおふれが出たためです。
- Q2. 古代米はどのように栽培しているのですか?- - - - - - -
A2. 昔は当然農薬などありませんでしたから、このお米も無農薬栽培をし
ています。田植えは普通に行いますが、刈り取りは穂が長いため、機
械では無理なので手で行います。これが非常に大変なんですよ。無農
薬無肥料と言えば、かっこ良いのですが、ほったらかしの無責任栽培
かもしれません。
- Q3. 古代米はどこから来たのですか?- - - - - - - - - -
A3. 静岡市内の遺跡から掘り出しました。静岡市内には約50ケ所の遺跡
があります。弥生時代の登呂遺跡が有名ですね。この他にもいろいろ
あり、それらを発掘する際に、植物の種も発見されます。稲だけでも
1万粒以上が見つかったそうです。これら稲の種である米をDNA鑑定
し、約二千年前のお米と同じDNAを持つ米を7種類選別し、静岡大学
で固定化しました。DNA鑑定は世界でも有名な佐藤洋一郎教授が行
いました。佐藤教授は日本国内いたる所で遺跡等の植物のDNA鑑定
しています。青森の三内丸山遺跡でも栗が野生か栽培していたかをD
NA鑑定し結論付けました。
- Q4. お酒は色が着いていますか?- - - - - - - - - - -
A4. いいえ、着いていません。ですが、うすにごりの部分に赤い色のお
米から由来した赤い部分が見受けられます。にごりはほんのわずかし
か入れてありません。よくある赤米のお酒とはひと味違います。
- Q5. このお酒は特別な注意が必要ですか?- - - - - - - - -
A5. はい、保存飲用方法で注意していただきたい点があります。
瓶が透明ですので、光に当たらないよう新聞紙で包むか箱に入れ、冷
蔵庫で保存して下さい。それから飲む時に、下に沈澱しているにごり
が混ざるように瓶をよく振ってから開けて下さい。その方がおいしい
と言う方が多いようです。
この登呂人の宴の発売は2月上旬を予定しています。毎年買っていただいて
いるリピ−タ−の方が多いので現在の予約もすでに生産量の半分以上は受け
ています。話の種に一度飲んでみたいと思われる方は、お早めに御予約をお
願いします。
古代米やお酒の写真は当店のホームページにありますので見て下さいね。
http://www.marukawaya.com/toronoutage.html
飲んでいただいた人の感想もここにあります。
http://www.marukawaya.com/toronoutage2.html
-----------------------------------------------------------------------
企画当初から各マスコミ関係でも騒がれていますが、来月登場予定の番組
がありますので、お知らせします。
・ 放送局・・・・・CS放送局、レッツトライチャンネル
(スカイパーフェクトTV ch.360で放送)
・番組名・・・・・歴史ワイドショー
・番組概要・・・・毎回、日本史に登場するある人物、事件、事柄にスポッ
トをあて、 様々な資料や歴史遺物の紹介を交えながら、
今の時代にも身近に感じられるものとしてわかりやすく
取り上げていきます。
・ 番組時間・・・・1回54分
・ 放送時間・・・・毎週火曜17:00から初回放送。5回再放送。
・ 放送予定日・・・平成12年11月7日
・ 構成内容・・・・番組内の特集コーナー(約10分)
「古代米」がテーマ
世界で最初に水田跡が見つかった登呂遺跡の博物館で、
弥生時代の食生活を再現する展示会が開催された様子。
静岡市内で実際に古代米を栽培している様子を合わせて取材。
過去の登場番組
SBS静岡放送のニュース、静岡第一テレビのニュース、テレビ静岡のニュ
ース、NHK朝のニュース東海北陸版、NHKおもしろ学問人生、T-FM
あいざわ元気のわいわいランド等に出させていただきました。
======================================================================
■B.前号に関して
前号ですが、文字化けしているよというメールをいただきました。私のPC
環境は、1995年型のMacです。普通のテキスト書類として書き上げ、配信
元のまぐまぐに送信します。そこからみなさんのお手元へと行くわけですが、
Macのアウトルックで受け取った場合は文字化けしてしまいました。
この件についてまぐまぐに問い合わせしましたが、文字自体は問題が無く、
原因は不明のままです。皆様の中で文字化けしていた方がいましたら、私よ
り前号を直接送りますのでお知らせ下さい。
私もMacですので、アウトルックで受けましたが文字化けしていました。
クラリスメールで受けた場合は大丈夫でしたので相性の問題でしょうか。
今号がちゃんと届いていることを祈るばかりです。
======================================================================
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
貴重なお時間をすいませんでした。
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
発行しています。 (http://www.mag2.com)
次回は11月15日に発行します。
登録・解除・アドレス変更は、
http://www.mag2.com/m/0000017680.htmからどうぞ。
http://www.mag2.co.jp/m/0000017680.htm
静岡 丸河屋 http://www.marukawaya.com
担当 河原崎吉博 webmaster@marukawaya.com
☆☆☆″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″★★★
←前号 次号→ メールマガジンコーナー 日本酒専門店丸河屋トップ