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静岡 丸河屋 飲食タイムズ 「ただいま」NO14. 2000/3/30
静岡県新酒鑑評会、思わずすっぽかすところでした。
ぎりぎりセーフ!
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◆今回の内容
■A.酔いどれ伯爵一家のひとこま(役立つ飲食トーク)
静岡県新酒鑑評会にて
■B.静岡県新酒鑑評会総評
■C.プレゼント
■D.お知らせ
1.ページ更新内容
2.私のプロバイダーがショッピングモール始めました。
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■A.酔いどれ伯爵一家のひとこま
-----静岡県新酒鑑評会にて-----
伯爵 「待ちに待った毎年恒例のこの日、この時。」
夫人 「お父さん、そう言えば、朝からそわそわしてたはねえ。」
伯爵 「それはもちろん、県内全部のお酒、しかもコンテスト用の特別酒
が存分に味わえるとなれば、もーう、じっとはしてられないさ。」
夫人 「静岡県は酵母が優秀で全国的にも有名になったんでしょ?」
伯爵 「そんな話は昭和の時代、もう古い古い。今では普通の一般酒まで
丁寧に造られているから、口当たりよく、キレよく、香りよく、
値段もいいのはたまに傷なんだけどな。まあ、生産量が少なく、
みんな一生懸命造っているからしょうがないところだが。
いや〜、そんな事言ってる間に始まっちゃうよ。」
夫人 「うあ〜、すごい数のお酒、これ全部ただで飲んでいいのかしら。」
伯爵 「さあ、どんどんテイスティングいくよ。」
「まずは今年NO.1の大吟醸から。」
「今年はこの蔵か、常連だなあ。」
「う〜む、さわやかな青リンゴやライチ、そしてとろけそうな
バナナや梨の香りがたくさん詰まっていてさすがは一番だなあ。」
「味も艶があってシャープ、味見した後にもう一度口の中に香りが
戻ってくるすごい余韻。」
夫人 「私は、それよりもこの桃や桜の香りがするチャーミングなお酒が
いいのになあ、これが落選なんて到底信じられないわ。」
伯爵 「好みもいろいろだけど、今年も静岡のお酒は期待通りだね。」
「この特別酒、後で売ってくれるように頼んでみるかな。」
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君盃、杉錦、翁弁天の出品酒は入荷できそうです。
全国新酒鑑評会が終わりましたら到着します。お楽しみに。
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■B.静岡県新酒鑑評会総評
前号で「会場でお会いしましょう」、と約束しましたね。
いやはや何とも、ついうっかり約束をすっぽかすところでした。
風邪をひいていたせいで、すっかり忘れていました。
午後1時30分、SAKE-OFFICE寺田氏から「どうして家にいるの?」
「もう終わっちゃうぞ」と言う電話があり、あわてて自転車で会場に
駆けつけました。
早速受付し、吟醸の部からテイスティングしました。順位については
http://www.marukawaya.com/shizuoka.kanpyokai.htmlからどうぞ。
1位は常連の「開運」でした。伯爵の言う通りの内容で、バランスが
優れた、普段でも飲みたくなるような逸品でした。
なお落選しましたが、開運の土井社長の一押しだった、旭化成の純米
も非常に良かったです。落選が信じられません。
今年は、静岡県の方針で、カプロン酸エチルの出ているお酒は、入賞
させないというお達しが事前から出ていました。審査前にガスクロという
香りの判別機で測定し、カプロン酸エチルがある程度以上出ているお酒
には5点を与えるという通達です。減点を加える審査ですので5点あれば
もうそれだけで対象にはなりません。そのような意味の数字です。
このカプロン酸エチルは、全国で入賞するには絶対必要な香りの成分
です。静岡県は以前からカプロン酸エチルの出ているお酒を否定してい
ました。それはカプロン酸エチル自体の香りが良いかどうかという質的
以前に問題があるからです。
御存知のように私も以前は一人の蔵人として、酒造りに携わってきま
した。造りの世界において、香りのタイプを決定する大きな要因は酵母
です。例えばカプロン酸エチルが非常に多く出る酵母もあります。もし
この酵母を使い高精白の山田錦で仕込んだとしましょう。たとえどんな
良い麹を使っても、だめな麹を使っても同じような香りがするお酒が出
来ます。この場合ひとつには、この酵母が優秀とも言えますが、鑑評会
自体、造り手の技術コンクールですので、これでは意味がありません。
鑑評会審査は利酒したお酒から、杜氏の技術はもちろん、その酒造り
に対する心まで読まなければならないと思います。そのようなことで、
静岡県ではカプロン酸エチルは邪魔な香りの成分だと言われています。
酒造りもほとんど作業上マニュアル化されていますので、全国で入賞
するにはどうすればいいのかということは、傾向と対策の問題です。
賞の取り方は、各地の酒造技術担当の先生が雑誌、新聞で書いています。
今回の鑑評会の出品酒を見て感じたのは、大吟醸をタンク1本しか造ら
ない小さな蔵は、静岡県の大会に標準をあわせるか、また全国にあわせ
るか腹をくくっていたと思いました。製造量が多い蔵は大吟醸だけでも
タンク10本以上ありますので、静岡県の大会はこのタンクから、全国は
このタンクからとアレンジしているようです。静岡を取るか、全国を取
るか、小さな蔵には踏み絵とも思える苛酷な大会となりました。
消費者の皆さんは、このような事情に惑わされることなく、自分の
おいしいお酒を飲んで下さい。私もそちらの方でがんばります。
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■C.プレゼント
このメールマガジンを見ていただいている人だけにお知らせです。
「登呂人の宴」の原料である古代米を10名にプレゼントします。
おかげさまで古代米のお酒「登呂人の宴」もほぼ完売です。来年の予約も
生産量の60%にも達しています。来年の生産量は1,000本の予定です。
この古代米を玄米の状態でビニール袋に入れて送らせていだきます。
DNA鑑定による1,800年から2,000年前のお米です。
食べるお米の1割にこの古代米を混ぜて下さい。全体的にきれいな色に
なり、歯ごたえも良い感じになります。
締切は4月10日で、当選はお米の発送をもってかえさせていただきます。
御希望の方は、メールにてお願いします。
webmaster@marukawaya.com までどうぞ。
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■D.お知らせ
1.ページ更新内容
連絡が遅くなりましたが、以前このメールマガジンで紹介した、しぼり
たてがホームページにアップしてあります。
よろしければ、覗いて下さいね。
http://www.marukawaya.com/shiboritate.html
2.私のプロバイダーがショッピングモール始めました。
静岡で一番老舗のプロバイダー「webしずおか」がショッピングモール
を開業しました。親切丁寧な会社で公私共にお世話になっていますので、
当店も仲間にいれていただきました。「静岡の特産品を全国に」が現在の
テーマだそうです。なかなかおもしろい商品がありますので、是非訪れて
みて下さい。「e-bisuショッピングモール」といいます。
http://ebisu.wbs.ne.jp
当店は、http://ebisu.wbs.ne.jp/shop/marukawaya/default.asp
なお、ここのトップページの顔写真は気にしないで下さい。
実際はもっといいはずですよ?
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次回は4月15日に発行します。
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
発行しています。( http://www.mag2.com/ )
登録・解除・アドレス変更は、
http://www.mag2.com/m/0000017680.htmからどうぞ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
貴重なお時間をすいませんでした。
静岡 丸河屋 http://www.marukawaya.com
担当 河原崎吉博 webmaster@marukawaya.com
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