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●高嶋酒造(静岡県沼津市)2006年10月29日(日)14時〜16時 | |
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10月の末という晩秋に静岡県沼津市の高嶋酒造さんにお邪魔しました。11月からは酒造時期に入り、うかがった翌日から仕込みに入るところでした。本物の沼津の干物、伊豆の田子のカツオの酒盗などと白隠正宗のお酒を6種類味わせてもらいました。杜氏さんも説明が上手で楽しかったです。 | |
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28才の高嶋社長の代わりに専務の高嶋秀年さんが担当してくださいました。イケメンでしょ?蔵に入る前は東京で芸能人をしていました。俳優とモデルです。メンズノンノに出たり。映画は菅野みほ主役の「富江」というホラーもので殺され役、「女帝」では代議士の息子役で出たり、日石のコマーシャルにも登場していました。このことが有名になれば、白隠正宗も益々売れてくるでしょうね。
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蔵の中を製造順に案内してくれたのは、古館章一南部杜氏です。岩手県は石鳥谷から冬期の酒造期間は静岡にきています。札幌の男山から酒造をはじめ、兵庫の灘菊、山形の蔵をへて静岡に来たそうです。 その土地で食べられる味の濃さとお酒の濃さは比例しているとおっしゃってました。 御自身は燗酒を決まって270mlを毎日飲むそうです。好きなのは本醸造。純米は飲まないようにしているそうです。その理由として、エキス分が多く、肝臓の弱い人には向かない。しぼって出てくる槽口も飲まないようです。アルコール度が高く、炭酸ガスが入っているので胃に悪いそうです。でもビールは飲む時もあるようです。 |
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みなさん初めから終わりまで、よく杜氏さんのお話を真剣に聞いてくれていました。写真は米を磨くことの説明中です。 講座開始とともに、まずはお酒の原料であるお米と磨く精米機を見せてもらいました。 左から玄米、食用米、酒造好適米、米糠。 |
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米糠はもちのような香りがしていて、思わず口にほおばった方もしました。私もそのひとりです。 |
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どこの蔵元の水も良質なのでありますが、高嶋さんの水も御覧の通りの井戸水を使っています。地下14メートルの地下水と書かれています。 店の前の沿道には誰もが持ち帰っていいように、水汲み場がありました。我々がいた時間にも、多くの方が車で来ては、ポリ容器などに持って帰っていましたね。お酒も陶然美味しいわけですよ。 |
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麹と水と掛米をタンクに仕込んでもろみになります。大小様々なタンクのある部屋で、もろみから搾られるまでを説明してもらいました。 我々がお世話になった29日の翌日の30日から蒸す作業もはじまったそうです。29日はもろみはなかったですが、丁度邪魔にならない日でよかったです。仕込蔵の中で、杜氏さんはいろいろなことを教えてくれました。 1. 麹造りは夜中に必ず手入れをする。 2. 吟醸用の蒸し米は温度が下がるまでじっと待つ。 3. 米は粘土質土壌よりも砂地の方が向いている。 4. 酒造技術は先輩の背中を流したり、お酌したりして聞き出す。 5. 静岡県は酸味が少なくて、淡麗なお酒がうけている。 6. 名古屋から北は淡麗なお酒が多くて、関西は酸の少ない味口な辛口が多い。 7. 無濾過とは活性炭濾過をしていない意味だ。 8. 吟醸造りは大変な故にやりがいがあるものだ。 | |
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杜氏さんがタンクにチョークで書いてくれました。 |
9. 台風などの低気圧が接近すると、もろみの泡が高くなり、もろみの温度を2,3度下げなくてはならない。 10. お米が寒中では8分で吸水して、それ以外では10分かかる。だから寒の間の水は不純物も少なくて良質だ。 これには高嶋さんもうんうんと頷いていしました。私も酒造は5年経験してきましたが、知らなかったです。 説明も流暢で上手な杜氏さん、いろいろと教えていただきありがとうございました。 |
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杜氏さんの説明に続いては懇親会。その時にクイズを出す手はずでした。しかし高嶋社長がクイズの代わりに”きき当て”を用意してくれていました。 |
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白隠正宗の上の4つの銘柄が、別に用意されているABCDのどれと同じでしょうか?というのが問題で、みなさん真剣にきき酒していました。 正解者は予想を上回る3人もでました。きっと自分でもわからない隠れた才能があるのですよ。景品は白隠正宗オリジナルのタオルでしたか? |
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きき当ても終わって、ようやく懇親会。 つまみは正真正銘の沼津産の干物3品に伊豆の田子港のかつおの酒盗。酒を盗んでまでも飲みたくなるつまみという意味らしいですよ。干物だって、静岡市内のスーパーでは1匹700円はすることでしょう。 |
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みなさんひとりひとりの顔を見て、出会いに感謝しながらキーボードを打ち込んでいます。 講座も酒宴も、お酒が入ると時間があっという間に過ぎてしまいます。いつももうちょっとだけゆっくりしたい。それも本音ですよね。 私もまた、この講座での出会いの喜びを続けて参ります。 |
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前々回うかがった静岡市駿河区の萩錦さんからは、また桜の咲く季節においでくださいと、うれしい連絡もいただいています。萩錦さんの桜の木の下にうかがうのは4月の上旬になることでしょう。その前は酒造時期ですので、1年で最も忙しい期間です。どこかの蔵元さんに相談して、しぼっている最中のお酒を賞味させてほしいと思います。 |
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次の詳細が決まりましたら、また御案内します。 日本酒のみならず、酒類は飲酒運転の影響を、これまでない以上に受けています。まるでお酒が悪者扱いされているともとれる雰囲気です。日本酒は日本の國酒であり、我々日本人の誇り、食文化の中心であります。皆様方におかれましては、御理解も深いことですので、一層の啓蒙と応援をよろしくお願いします。 またどこかの静岡の蔵元でお会いしましょう。 | |