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●杉井酒造(藤枝市)2005年12月4日(日)14時〜16時 | |
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12月4日は藤枝市の杉井酒造さんにお邪魔しました。蔵内を説明して見学してお酒の試飲。上品な宴となりました。製造期間中ですから、しぼってぽたぽたと流れ落ちて来るできたての純米吟醸の新酒も味わえました。蔵でしか味わえないことですから、これだけでも参加の価値はあったと思います。ではその様子を見ていきましょう。 | |
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杉井さんより御挨拶。簡単な酒造りの話しと杉錦の商品としての特徴を述べられました。製造石数は静岡県内では中堅でした。 杉井さんは説明に慣れていることもあって、私としても安心して頼むことができました。いつもごやっかいになっています。 |
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まず蔵に行き入ったところは米の貯蔵場。8坪くらいの倉庫には、これから銘酒の原料となるお米が詰っていました。その一部が左の写真です。左の山田錦は大吟醸や純米大吟醸になります。右の玉栄えは山廃純米となる予定です。 |
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お米の洗うことと蒸すことの説明の後は、醗酵中のもろみをタンクの上から嗅ぎました。芳しい香りに参加者もうっとりしていました。自分の背丈くらいの場所にはしごで昇るため、香りだけでもふらふらしそうです。 |
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この日は純米吟醸が槽(ふね)という機械から搾れてきていましたので、直接グラスで雫を受け取り、賞味してもらいました。これが蔵に来る一番の楽しみでもあります。 |
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杉錦では芋焼酎も造っています。今日は仕込み最終日であり、醗酵一日目のもろみもタンクに昇って味見させてもらいました。 |
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米と芋とが混じりあう、不思議な味わいでした。こんな色をしていても、焼酎になると無色透明になります。 |
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芋焼酎のもろみを味見しながら、焼酎のイロハもおっしゃっていました。製造の気苦労も清酒とはかなり違うことがあるらしいです。焼酎はアバウトがいいみたい。 |
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この後は事務所に戻って試飲から上品な宴になりました。オードブルやお刺身の盛り合わせなどなど食べ切れないくらいに出してもらいました。お酒だって蔵元ですからねえ。ぜんぜんたくさんでありますよ。杉井さんも一緒に会食してもらいました。このように蔵元さんも一緒に飲むのがSBS学苑流。普段蔵元は仕事と言って、なかなか一緒には飲んでくれないのですが、目線を平行にするということと、人柄を受講者さんらに知ってもらうという目的で、いっしょにお願いしています。 今回いくつかのお酒を御賞味いただきましたが、気に入ったお酒や杉錦を感じられる、杉錦らしい1本を発見できたでしょう。蔵元で飲むお酒は最高とよく言われます。1本、いや1杯のお酒に蔵元の全てが凝縮されていると言っても過言ではないでしょうか。今回の講座では日本酒や蔵元が精神的にも近づいてくれるように企画しました。
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蔵元と言えば日本酒の製造会社を指すくらいに一般化しています。 蔵 = 財産 = 酒造会社 なのでしょうねえ。昔は??? いずれにしましても、地域社会では「雄」の存在であったことは間違いないです。食文化の一端を担っていたことでしょう。価値を有し続けている蔵元だけが現存しています。 今回訪問した杉井酒造も歴史は古く江戸時代の天保にスタート。現在の代表の杉井均乃介さんで6代目となります。酒銘は明治中期まで「亀川」、大正期まで「杉正宗」、昭和初期になって「杉錦」となりました。 杉井さんのお人柄は、写真でももうおわかりだと思います。平成12年からは杜氏という職にもつき、経営と製造をほぼ一人担当しています。体育会系には見えない風貌ですが、体力の消耗の激しい酒造りの指揮官として蔵内を仕切っています。 全国新酒鑑評会というお酒のコンテストがありますが、平成15年から3年続けて金賞を受賞しています。静岡県内の蔵としては、とっても優秀な成績であります。 日本酒の産地は灘、伏見、新潟が有名ですが、技術的なことや商品の質としては、静岡県も山形と高知と並んで御三家と業界では言われています。ちなみに東京の消費者にお酒としてのイメージのよい県を挙げてもらいますと、静岡県は第4位となるほどです。 どうですか、静岡県のお酒って県外では相当な評価を受けているのです。 杉錦の純米吟醸も昨年はおよそ140銘柄中、審査員の部で堂々の第1位を取りました。このお酒の搾って出て来る状態を今回の講座ではお飲みいただいたわけですよ。 | |