全国きき酒選手権大会 第29回2009年

第29回全国きき酒選手権大会

 第29回全国きき酒選手権大会が2009年10月30日(金)に芝のプリンスホテルタワー東京で開催されました。

 東京タワーと増上寺の横にあります。33階立ての景色のよいホテルです。浜松町駅から徒歩で向かいました。勝運の赤い文字が鳥居に貼ってありましたから、私も手を合わせました。この日は早朝に静岡の浅間神社でも手を合わせ、日の出を頂上で拝みました。

 きき酒会場は地下2階です。前日はプロ野球のドラフト会議も開かれていたところであります。

 司会は鈴木さゆりさん。今回の模様はスカパーやCSチャンネルのJスポーツで放送されます。取材クルーも会場に来て、選手のインタビューも行なわれました。みなさん超緊張しているところです。

 まずは主催者の日本酒造組合中央会からの御挨拶。前年団体の部で優勝した山口県から優勝旗の返還。

 ゲストに元プロ野球選手の金森さんと日本酒スタイリストの島田律子さんを向かえました。金森さんは選手といっしょに筆記試験からきき酒競技までを行ない、島田律子さんはリポーターをしていました。

 全国きき酒選手権大会は筆記試験からはじまります。あらかじめ配られたテキストに添う内容ですが、今年はテキスト以外からも出題され、全問正解者は数名になってしまいました。

 筆記試験直後に隣の部屋できき酒競技の開始です。68名が4つのグループに分かれました。

 ゼッケンの色と同じテーブルにつきます。青、赤、黄、緑の4つです。

 第1コーナーと第2コーナーできき酒しますが、取材は第1コーナーだけしかできませんでした。

 きき酒競技の結果、プレイオフにもつれることが決定。今回は14名であります。過去にない激戦になった模様です。

 プレイオフの参加者は扉が開かれるのを待ちます。

 プレイオフの14名が一斉にきき酒開始。

 プレイアフも第1コーナーだけの取材可能でしたが、私の他に数名程度だけがカメラで追い掛けていました。

 私はカメラの他にもビデオも録画しました。

 会場を33階のスカイルームに移して表彰式です。

 個人の部の10位から4位までが表彰されました。

 左奥が10位の方で右手前が4位の方です。

 個人の部3位

 個人の部2位の埼玉県代表。おめでとうございます。

 丸河屋酒店のきき酒通信教育を受けられましたし、SBS学苑パルシェ校の生徒さんでもあります。

 彼の奥様にも御苦労をかけてしまっていましたので、2位になれてよかったです。

 私もうるうるときましたし、彼も奥様のことを思い出されたときには感激し、うっすらと涙を浮かべていました。

 埼玉県予選を3年越しで通過。優勝してきき酒全国選手権大会まできたのであります。私もこの間はずっと教材であるお酒を送り続け、いっしょに試行錯誤し、この日に向けて取り組んできました。

 埼玉県予選で優勝した後はきき酒の調子が下っていて、この日はとても心配でした。しかし持ち前の精神力と本番の強さで2位になることができました。

 きき酒競技ではゲストの金森さんの横に位置し、ゲストに遠慮しながらのきき酒、そして金森さんの質問にも答えなくてはいけませんでした。

 ゲストといっしょにいることでテレビには映りますが、どっちがよかったのでしょうか。

 ここで、彼の3年間を振り返ります。

 静岡駅ビルにありますSBS学苑パルシェの門を叩いたのは2006年のことでした。

 丸河屋でのきき酒練習をよくしたものでした。この時いっしょに練習していた方々は後の全国きき酒選手権大会にて、個人の部で優勝、4位、団体の部で3位、5位と成績をおさめていきました。

 2007年の全国きき酒選手権大会埼玉県予選に出場しました。

 埼玉県予選は全国きき酒選手権大会予選らしく、しっかりとした催し物です。お酒の教養講座もしますし、お酒も全国きき酒選手権大会同様に7対のマッチング(ランキング)であります。

 彼の実力からすれば、予選突破は間違いないだろうと思われましたが、2007年と2008年は代表になることはできませんでした。3度目の正直、2009年10月6日は見事埼玉県予選を優勝で突破し、晴れて全国きき酒選手権大会へとすすみました。

 この3年間、私はまるでマラソンの監督のような態度で彼に接してきました。きき酒競技とマラソン競技は非常に似ていて、通じるところがいくつかあります。本番までどうやって取り組むか。本番当日はどうするのか。非常に緻密に計画し、彼もその通りに生活してきました。

 私は彼専用のきき酒ノートを作り、どんなお酒を選んで練習したらいいのか、その時々の調子はどうなのか。彼から送られてくるきき酒練習結果を元に作成していきました。

 私は分析魔ですから、このようなことは得意中の得意芸。10月30日の全国きき酒選手権会場内でも、閃いた作戦を実行。選手の中でも、そのことは彼しかしていませんでした。

 2009年の第29回全国きき酒選手権大会にて2位という優秀な成績をおさめることができて、ほんとおめでとうございます。

 これはあなた方御夫婦の賜物でありましょう。私もおかげさまで今年も全国きき酒選手権大会の会場に足を踏み入れることができ、これもひとえにあなた方御夫婦の努力の結果だと感謝しております。

 全国きき酒選手権大会で行なっているきき酒は、きき酒の中の一部にしかすぎません。つまり「きき当て」であります。きき酒は単純でありますが、奥が深いものです。「きき当て」=「きき酒」ではありませんから、これから増々精進し、日本酒の良さを理解していってください。

 埼玉県予選は過去の全国きき酒選手権大会の出場者も参加してよいことになりました。2010年は10月5日に予選をするそうです。前年の代表選手はゲストとして呼ばれます。もう一段上をのぼることを目指されてもよいかと思いますが・・・。

 個人の部優勝は兵庫県の代表でした。

 団体の部の表彰です。左から3位の県代表。2位の県代表。優勝は高知県代表でありました。

 祝賀会にて喜びあう埼玉県勢と私。

 左から、埼玉県代表、埼玉県酒造組合の方、埼玉県代表、わたくし丸河屋の河原崎であります。

 東京タワーをバックに2位になった生徒さんと記念撮影。

 2位となりいただいた記念品の数々。これに日本酒が26本とお米が数キロ加わります。

 とても持っては帰れない量です。

 奈良県代表のブログ「いにしへ長屋」さんも御自身のことを書かれています。

第29回全国きき酒選手権大会 スケジュール  ザ・プリンス・タワー東京

11:00-11:50 参加選手受付開始 B2はなみずき前
         プレス受付開始

12:00-12:20 開会式 B2はなみずき
         開会宣言、主催者挨拶、優勝杯返還、選手宣誓、審査員及び競技委員長紹介、競技説明、諸注意事項

12:30-12:50 筆記試験 B2はなみずき

13:00-13:20 第1グループきき酒競技
13:20-13:40 第2グループきき酒競技
13:40-14:00 第3グループきき酒競技
14:00-14:20 第4グループきき酒競技

14:20-14:50 採点作業、プレーオフ準備

14:50-15:10 プレーオフ(無い場合あり)

15:30-17:30 表彰式、懇親パーティー、正解発表、審査総評、成績発表、贈呈式、中締め
15:30      閉会挨拶、終了

第29回全国きき酒選手権大会の新聞記事 2009年11月6日 醸界タイムス

「上位入賞者・県」
<個人の部>

優勝 瀧村健治(兵庫)
準優勝 穂積秀明(埼玉)
3位 籠尾博章(高知)、4位 佐藤順久(大阪)、5位 加藤哲也(鳥取)、6位 横山知紗(高知)、7位 倉沢晃子(長野)、8位 浅香好史(群馬)、9位 吉澤研二(岩手)、10位 井周扶輝子(香川)
<団体の部>
優勝 高知県(籠尾博章・横山知紗)
準優勝 長野県(倉沢晃子・小林千弘)
3位 福島県(早川健児・佐藤祥子)

優勝者には日本酒1.8Lが52本、お米券50kg分が手渡されます。

第29回全国きき酒選手権大会の各県情報(過去)

・埼玉県
 10月6日に大宮ソニックシティーにて埼玉県予選を開催。優勝したのは静岡市の丸河屋酒店やSBS学苑パルシェ校にてきき酒の 勉強をした穂積秀明さん。そしてもう一人は若い男性が第29回きき酒選手権大会に出場する権利を得た。

・香川県
 きき酒日本一を香川県から誕生させるきき酒日本一養成講座が9月2日、9日、16日と3回に渡って開かれました。9月30日の県予選で選ばれた上位2人が10月30日に東京で開催される第29回全国きき酒選手権大会に無料招待される。
 きき酒日本一講座は県農業協同組合なども協賛のおかげで3,000円。応募した主婦や会社員などの日本酒ファンが選ばれた。講議はテキストを使い、日本酒の歴史や製造法をはじめ、製法品質表示基準から健康との関わり、適切な保管方法まで幅広い分野を実施。講師は高松国税局の鑑定官や卓越したきき酒能力を持つ酒井史朗さんら組合関係者が務めた。
 毎回きき酒実習も1時間近く設けられ、香りや日本酒度の違いによる甘辛濃淡を識別する訓練が実施された。実際の大会同様に制限時間内で味や香りを記憶し、マッチングさせる方法でも実施。今回のきき酒日本一養成講座は回を追うごとにきき当てる点数も5酒、7酒と増やした。自分なりの言葉でお酒の特徴をメモしたり、図形で表わしたりと工夫する姿もあった。
 昨年の「さぬきの酒PR大作戦」が好評のために、今回のきき酒日本一養成講座が企画された。

・奈良県
 奈良県酒造組合は「第29回全国きき酒選手権大会」の出場者を決める奈良県予選を9月19日に奈良商工会議所で開催。7問中全問正解で奈良在住の岸仲順子さんが1位で優勝。2位は奈良勤務の畑純平さんが選ばれた。

・熊本県
 熊本酒造組合は10月3日、県酒造会館で一般消費者を対象に「熊本県きき酒選手権大会」を開催した。第29回全国きき酒選手権大会の出場者を決める大会。公募したところ、3時間で100人の参加希望者があり、当日は昨年を59人も上回る89人が2つの全国大会出場枠を目指して競い合った。
 競技はランキング法。7タイプの日本酒(大吟醸、純米、本醸造、純米吟醸、生酒、普通酒、低アルコール)に対して2回好みで順位付けを行ない、その一致性を問うもの。マッチング法とは異なり、例えば1回目に1位とつけた酒を2回目に7位とした場合が最大の失点となる。
 きき酒時間は1回当たり7分。計2回の14分。限られた時間の中で感覚を1点ずつ酒へと傾けた。混同しないように再三水を飲みリセットする人も。酒の印象をメモとりながら、まさに利くように酒と向かい合った。
 優勝は森康信さん、準優勝は前村和弘さん。10月30日に開催される第29回全国きき酒選手権大会への出場権を得た。12位までの成績上位者には賞品としても菰樽入や、12本詰め合わせの県産酒が贈られ、参加者全員にも県産酒1本が贈られた。競技の後には懇親会も催された。

・秋田県
 第29回全国きき酒選手権大会県予選(県酒造協同組合主催)が4日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれ、にかほ市の会社員・佐々木正寛さん(32)が優勝、秋田市の会社員・相場哲さん(34)が準優勝した。県予選には昨年より30人多い90人が出場した。
 大吟醸や純米酒など造り方の異なる7種類の日本酒を2回に分けて利き酒した。優勝の佐々木さんは「4回目の挑戦で全国大会への出場がかなった。昨年の県代表が獲得した4位にできるだけ近づけるよう頑張りたい」、準優勝の相場さんは「初出場で、思いもよらない結果。自分の感覚が間違っていなかったと分かりうれしい」とそれぞれ語った。

・福井県
2009年10月4日、福井県繊協ビルにて開催。 応募資格は20歳以上で福井県内に居住又は勤務、通学されている方。(酒造、酒類販売関係者は表彰の対象外とします。)参加費用は無料。【賞品】第1位5万円 第2位3万円 第3位2万円 上位10名に「きき酒名人認定証」を授与。

・山梨県
 第29回全国きき酒選手権大会県予選会(県酒造組合主催)が18日に開催。参加者は最初に用意された7種類の日本酒を飲み、好みの順番を用紙に記入。次に隣室で並び替えた同じ7種類を味わい、どれだけ当てられるかを競った。優勝したのは笛吹市一宮町塩田の公務員、久保田克己さん(56)。

・茨城県
 茨城の日本酒が醸しだす個性。あなたの感性で的中させてみませんか?
 優勝・準優勝者・3位(全国大会補欠)各1名を決定し、東京のザ・プリンスパ−クタワ−で開催される全国きき酒選手権大会【10/30(金)】)に本県代表として出場していただきます。表彰者3名には副賞と無料パ−ティ−券を贈呈いたします。
 日 時/平成21年10月3日(土) 13:00〜15:00 (受付12:30〜13:30)
 会 場/ミラマ−レ水戸京成ホテル 水戸市三の丸1−4−73  TEL029−226−3111
 参加費/無料 (先着50名)
 第1部の講演会では、「いばらぎじゃないよいばらき」の著者、イバラキングの青木智也氏を迎え、茨城の良さ素晴らしさの講演をしていただきます。
 日 時/平成21年10月3日(土) 15:00〜19:00
 会 場/ミラマ−レ水戸京成ホテル  水戸市三の丸1−4−73  TEL029−226−3111
 参加費/3,000円 (先着250名様) 参加費は当日受付にてお支払いください。

・群馬県
 平成21年7月11日(土)13:00〜16:00
 場 所 高崎市労使会館(JR高崎駅東口側)高崎市東町80-1:027-323-1598
 参加費 1,000円
 優 勝 群馬の地酒1.8L 6本入:3ケース 副賞(県産米ゴロピカリ:1年分)
 準優勝 群馬の地酒1.8L 6本入:2ケース 副賞(県産米ゴロピカリ:半年分)
 ※優勝・準優勝の2名は、全国大会に出場
 3位 群馬の地酒1.8L 6本入:1ケース 副賞(県産米ゴロピカリ:20kg)
 4位 群馬の地酒1.8L 3本  副賞(県産米ゴロピカリ:10kg)
 5位 群馬の地酒1.8L 2本  副賞(県産米ゴロピカリ:10kg)
 参加賞 (出場者全員) 群馬の地酒(720ml)1本、県産米ゴロピカリ(小袋)1袋、清酒グラス(6個入)1箱
 ※副賞及び参加賞の「県産米ゴロピカリ」はぐんま県産米販売促進対策協議会より贈呈されます。
 主催/群馬県酒造組合 お問い合わせ/TEL.027-261-3131
 後援/群馬県、ぐんま県産米販売促進対策協議会、上毛新聞社、群馬テレビ

・大分県
 平成21年7月4日(土)大分東洋ホテルで「全国きき酒選手権大会大分県大会」を開催しました。大分県在住の外国人及び日本人を対象(年齢は20才以上の方)に募集しました。定員は60名(抽選)です。
 第1コーナー:7種類の日本酒を飲んだ後、好みの順位をつけます。制限時間は7分。
 第2コーナー:同じく7種類の日本酒を飲んでいただきます。(制限時間は7分)
 1回目と2回目でつけた順位の差の合計が小さいほど良い成績というルールです。
 きき酒終了者は表彰式までの間、清酒・焼酎のマッチングに挑戦。
 清酒…タイプ当て4種類 焼酎…原料当て4種類
 参加者全員にサンドウィッチと清酒・焼酎のカップ酒のお土産をご用意しました。
 表彰式(発表は販売対策委員長の久家さん、授与者は国際交流員のメリッサ・メイヤーさん)
 名人賞、準名人賞、3位賞の方には、盾と副賞(吟醸酒)をプレゼント。
 ☆3位賞☆  中原 豪さん
 ☆準名人賞☆  永木 優介さん
 ☆名人賞☆  大道 直枝さん


全国きき酒選手権大会 / お酒の講座 / 丸河屋