水仙の香り

 私が君盃酒造の蔵人となり造った作品「純米吟醸大器晩成」は春に咲く黄色い花の香りがひとつのテーマでありました。

 酒造好適米の山田錦などを用い、静岡酵母のNEW-5(ニューゴ)で醸し出されるお酒の香りには、時として黄色い花の香りがあります。この香りはお酒に明るさを与え、輝くように魅了してきます。明るさは気品も与え、軽快さも静岡酵母のNEW-5は同じく静岡酵母のHD-1とNO-2を親として生まれました。そのためにNEW-5で造ったお酒は、HD-1がかったようになるときもあり、NO-2がかったようにもなります。黄色い花の香りを備えるのは、NO-2がかった時のようであります。

 その黄色い花の代表が水仙であります。春になりますと水仙が気になり、大器晩成のことを思い出します。

 水仙の香りを調べていきますと、シャネルの5番についても発見します。シャネルの5番は幻の黒水仙の香りだそうです。シャネルの5番以外でも水仙の香りは香水に使われているようです。

 余談ですが、静岡酵母のNO-2は静岡市藁科川流域の大原地区産のお茶の香りもお酒に与えることがあります。

2008年 3月27日 田町北公園周辺

田町北公園花壇
花弁が白で副花冠が黄色の小さな水仙。公園内ではこの種を蒔いたのだろう。香りのタイプは水仙らしく、化粧品の華やかさよりは清涼としたフレッシュさがある。これが水仙の基本香だと思われる。小さいが香りは強い。
香りの強さ=5


田町2-78 田町北公園前
花弁が黄色で副花冠も黄色の大さな水仙。見かけでは派手さがあるが、香りはなかった。


丸河屋の家
花弁が黄色で副花冠も黄色の中型の水仙。香りはほとんど感じない。

2008年 4月2日  静岡市葵区新富町2,3丁目から六番町の道路添い

新富町2丁目17
花弁が黄色で副花冠も黄色の大型の水仙。水仙らしさがちょっぴりあった。香りの強さ=2 


新富町3丁目33
花弁が黄色で副花冠も黄色の大型の水仙。上の次に嗅いだので、似ているかと思ったが、一瞬水仙らしさを感じた後は、チョコレートの香りとなった。面白い。香りの強さ=3


新富町3丁目33
上の水仙の隣の家の道路にあった。花弁が白色で副花冠も白色の小型の水仙。水仙は小さいほど香るようだ。清涼感ある水仙香がある。香りの強さ=4


六番町22 平成通り添い
花弁が薄い黄色で副花冠も黄色の大型の水仙。上の上同様に水仙らしさをちょっと感じた後は、ずっとチョコレートビスケットの香りがしていた。面白い。香りの強さ=4

2008年 4月2日 静岡市葵区仲店通り四番町

 自転車で走っていると華やかな香りが漂ってきた。これはきっと花だ。ピンク系かなあ、何かなあ。探したらこれ。水仙の一種でした。かなり強い水仙香がする。香りの強さ=5

2008年 4月3日 静岡市葵区三番町界隈

安西4丁目103、床屋さん。
すがすがしい華やかな水仙香。香りの強さ=4


三番町89
折れ曲がってしまっていた。花弁が白で副花冠が黄色の大きな水仙だから期待したが、香りはなかった。


三番町89
上の左下にあった花弁が黄色で副花冠も黄色の大きな水仙。水仙らしい化粧品っぽい香りがあった。香りの強さ=4


三番町43 服屋さん前
花弁が白色で副花冠も桃色がかったオレンジの大きな水仙。珍しい。香りはハッカのようでした。香りの強さ=1


三番町49 さくらコーポ前
八重咲水仙と表示。

左は水仙香の後はほうじ茶の香りがしていた。香りの強さ=2。
右はほのかに水仙基調の化粧品の香り。香りの強さ=2


丸河屋の家
鈴蘭水仙。
水仙の中でも長もちしている。頭を垂れているので鈴のよう。うつむいているので、香りは漂ってはこないが、

しっかり嗅いでみると、インスタントコーヒーの粉末の香りがする。コーヒー菓子の香りである。これは面白い。

2008年 4月5日 水仙 + ? 田町3丁目界隈

田町3丁目39
通りからちょっと奥まったところにあるお宅の玄関に、お出迎えと待っているように来る人に顔を向けていた水仙。華やかさと清涼感と同じ程度の水仙らしい香りを放っていました。
香りの強さ=3


田町公園内取水場内
田町プールの横を通りましたら、いい香りがしていました。香りの源はこの花か。柵の中に黄色の大きい水仙を発見。水仙らしい香り。華やかさと清涼感と同じくらいの量を感じました。田町にはこの種類の水仙が多いのでしょうか。
香りの強さ=4


黄色い花の横にはかわいらしいピンクの花があるではありませんか。おしろい花と水仙と合わせたようなたたずまい。優しく見つめてくれている気がしました。桃色砂糖菓子のような甘い香りがややしてました。
香りの強さ=2


香り帳