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「取り扱うまでの物語り」
私は蔵元さんには、「みんながひやおろしを発売するからうちも。それだったらポリシーはないから遠慮させてね。だけど、萩原さんが飲み手のみなさんに何か伝える手段としてのひやおろしだったらいいよ。」
と、まあこんな感じで偉そうに返答してしまいました。実際問題として、季節酒であるひやおろしはほとんどの蔵元で出てきます。みんな造るから俺もという日本的な風情よりは、地酒蔵としてのポリシーを感じたいところ。
丸河屋の銘柄を見てもわかるけど、ブランド的にはかなり取っ付きにくい。私は私のポリシーがあって、回りからは何を言われても、やりたいことを押し通しています。例えいつもお世話になっている、仲のよい萩原さんとて、お酒では妥協はできません。
2006年、実は上のような私の態度が一変してしまいました。
最初:みんなに売れるかどうか聞いてやるよ。
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その後:いやあ、まいっちゅったよ!お願い!お願い! どうしても丸河屋で売らせて!
瓶の蓋を取るや否や、ぽあ〜んと甘い妖気を感じくました。
口の中に入った感触がたまらなく癖になりそうです。
香りも高く、吟醸酒とは一味違ったタイプを連想させてくれます。すみれやデラウェアなどの紫色した花と果実が主体で、原料のお米の香りもふくよかに感じ取れます。
お酒とお料理の相性研究のコーナーでも、秋の旬な味覚同士として、土瓶蒸しとも合わせました。すだちを入れれば最高の秋の一夜を過ごせます。お酒以上にこの相性がおすすめです。やっぱりお酒だけよりも、あてがあった方がいいですもんね。どうぞ、この秋が終わらない内にお試し下さい。
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