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●NO.6「ビールの値上げについて、酒屋の立場から」 2004年12月30日 |
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明後日からはビールや発泡酒が値上がりします。お財布に痛いでしょうか。ビールの価格はずっと下がってきていましたから、明日までの価格がボトムで、この後は上がったり下がったりするでしょうし、価格が対照とするものがない新製品が出てくるでしょうね。 今の流れですと、缶ビールはディスカウントストアーやホームセンター用になり、瓶類は業務用酒販店用になり、新商品はコンビニ用などに分かれています。街の酒屋はそのおのおの長所と短所が共存しています。同じビールを飲むのでも、どこで飲むかによって、そのビールの流通経路はまったく違っているからおもしろいです。今度飲まれるビールはどんな経路で来たのか想像してみて下さいね。 私個人的には、ビールは1年で数本しか飲みませんので、価格はどうでもいい派ですが、商売となると別です。ビール特に業務用は仕入れ価格よりも安く売っています。メーカーから卸しへ、そして当店みたいな小売りへと与えられる、リベートで利益が出ています。その利益は1ケース当たり、100円から500円くらいの間でしょうか。20本売ってその利益ですから、儲からないですよ。この利益の源泉となっているリベートがなくなるのですから、値上げをしないと赤字になり、酒税の面からも独占禁止法にひっかかります。法的には原価割れはだめになっていますから。これが2005年の1月1日からの実質上の値上げの理由です。 酒屋とか問屋の流通業から比べると飲食店はまだいいです。1本で200円から300円くらいの利益がありますからねえ、たとえ仕入れが1本10円上がってもすぐには資金繰りが悪化しないでしょう。仕入れの倍くらいで売られていたりします。ビールの値上げよりも今年は野菜の値が高かったですね。気象に左右されますから仕方ないですが、それにしてもレタスなんか普段の何倍だったでしょう。お酒は飲まなくても生きていけますが、食物はなくなると死活問題です。 ん? お酒の方が俺には大事?という意見も聞こえてきそうなので、この話しはこの辺で。 |