2009年3月12日(木)「春野菜にあわせるお酒」

 春の旬な食べ物は苦味を感じます。まだまだ食物は少ない時期、甘い香りなどをさせたら、動物や昆虫の注目の的。苦味成分を多くして、自分自身を守っているかのようです。

 しかしながら、人間は普段適度に食べて生きているもの。食料がなければ、少々のものでもチャレンジして、食べ物に換えてしまいます。そういった流れとしても、春の旬は受け継がれているような気がします。

 また、苦味は体の毒消しなのかもしれません。体も冬型から夏型への移行。その間に春の食材があります。

 苦味がキーポイントの食べ物は、子供の頃は苦手でした。ところが、経験なのか、老化なのか、わかりませんが、40代に入ったら、苦味が苦手ではなくなってきました。ふきのとうも慣れてきて、美味しく感じている一つです。

 春野菜の代表として、ふきのとうを使ったおつまみです。

 さっと茹でて、辛子酢味噌をつけて、海苔で巻きました。

 これは茹でて、マヨネーズをつけ、海苔で巻き、山掛けに載せました。

 ポン酢をかけたら、とっても美味しいおつまみになりました。

 これらはどのようなお酒にあうのか?

 旬な食材に旬なお酒。しぼりたて生ですよ。はつしぼり、あらばしり、しぼりたての表示があるお酒です。

 君盃の初しぼりは本醸造をしぼったまんま。

 君盃のあらばしりは純米酒をしぼったまんま。

 しぼって間もない生酒には、後から抜けていく味わいがまだあります。抜けるとまろやかになると言われます。若さゆえに若干荒々しいところが感じられる。勢いがあって、力強さと感じられます。荒々しさには苦味が伴います。口の中に入ってから、飲み込んだ後の後味まで苦味は存在感があります。

 このフレッシュさゆえの荒々しい苦味が、春の旬な食材にあうわけですよ。

 春野菜 + しぼりたて・あらばしり = 

 

!今日の格言! 

 春野菜 苦味も旨味に 春の酒。


お酒とお料理の相性 / 丸河屋