うなぎの白焼きと赤ワインの相性

2009年9月5日(土)

 2009年ほどうなぎを食べた年はないくらいうなぎを食べています。それもこれもうなぎと酒類との相性を探っているからであります。今回はうなぎの白焼きとワインの相性をみました。

 白焼きは、うなぎを素焼きしたものです。だから素材の良し悪しで美味しさが決まります。

 うなぎを蒸してから焼いた場合はわさびを使い、 蒸さずに焼いた場合は生姜を使うと良いと思います。 これは脂分の量によりますが、いずれも焦げ目がついて、香ばしくて美味しいです。

 今日のうなぎの白焼は生きているうなぎを調理しました。うなぎ屋さんの水槽で泳いでいたうなぎであります。うなぎの蒲焼と対比するように、脂分を蒸して落としてあります。わさびでいただく方です。

 同じうなぎを使ったお料理でもうなぎの蒲焼とまったく違ったお料理ですね。

 脂分もなく、うなぎ独特の匂いもかなり落ちています。蒸すことと、多くのうなぎに接してきたタレではないことが理由です。タレは新品なうす味を使ってあります。醤油を甘くしたようであります。ワサビでいただくようにうなぎ屋さんがワサビをキュウリの上の乗せてくれました。

 ここで以前の「うなぎの蒲焼きとワインの相性」を振り返ります。

 うなぎの蒲焼にような油分の多くて、味が濃く、スパイシーなお料理には赤ワインを選びました。軽めの赤ワインよりも、渋味も十分なフルボディーであって、スパイシーな赤ワイン。カベルネソーヴィニオンやシラーなどのブドウから造ってある赤ワインとあわせました。

 確かにワインのスパイシーさと山椒とはあいました。

 ところが、タレのついたうなぎに山椒をかけてあわせましたところ、これらのスパイシーな赤ワインとの相性はよくありませんでした。

 これはうなぎ自身が持つ、独特の香味、つまりうなぎらしさとスパイシーな赤ワインがあわず、うなぎの味が孤立していました。

 そこで、赤ワインの中でカベルネソーヴィニオンやシラーよりも渋味やスパイシーさの少ないのを選ぼう。とピノノワールにしたところ、これが奏効。

 うなぎにはピノノワールがあうと判明したのでありました。

 今回はその学習を活かし、ピノノワールから入りました。

 いくらうなぎとはいえ、白焼き。これほどまでに油分を落としてさっぱりしている肉質に赤ワインがあうのであろうか?

 魚には白ワイン。しかも白焼きと名の付くくらいの白さ。白身と言ってもいいでしょう。

 間違った選択ではないだろうかと、我を疑いました。

 うなぎとあわせました。

 心配していた先程までの自分は何だったのか。
 そのくらいにあいますね。

 ピノノワール産の赤ワインがうなぎの白焼きをさらに美味しくさせてくれています。うなぎだけを食べていた時にはわからなかったうなぎの旨味。これがワインによってはっきりと感じられます。

 うなぎの白焼き + ピノノワール = 

 ワサビも邪魔になりません。相性度は平行の○。

 わさび + ピノノワール = 

 うなぎの白焼きにワサビをつけてピノノワールとあわせました。

 ワサビが加わったことで、爽快さが加わりました。全体をよりさっぱりさせてくれています。

 うなぎの白焼き + ワサビ + ピノノワール = 

 こちらもかなりおすすめの相性です。

 伝統のあるうなぎの白焼きにも海外産の赤ワインがあうのは面白いです。うなぎは世界中にあるとは思いますがね。 

!今日の格言!

 うなぎの白焼きだって赤ワインだ。ピノノワールに限る!

 

!今日の気づき!

 うなぎが赤ワインにあうのは、うなぎが赤身だからである。これは生の状態が赤いから。しかし、火を入れれば白くなるので白身扱いしていもいいのではないかと思ったり。
 例えば豚肉は焼いて白くなるので白ワインとあわせやすい。塩やレモンも掛けられることが多いので、白ワインが選ばれます。
 豚肉は焼いて白くなり白ワインとあう。
 うなぎも焼いて白くなるが赤ワインとあう。


お酒とお料理の相性  / 丸河屋