うなぎの蒲焼きとワインの相性

2009年7月17日(金)

 土用の丑の日くらいはうなぎを食べる方も多いでしょう。うなぎの蒲焼にあうお酒として、日本酒をあわせてみました。うなぎの蒲焼きと日本酒の相性。今度は、ワインであります。

 うなぎの蒲焼を分解すると。

 うなぎ由来:川の水や土と暮らす川魚類独特の匂いと風味+油っこさ+白身魚に肉の旨味
 蒲焼由来:醤油主体のたれの旨味・甘味+香ばしさ
 山椒由来:スパイシーさ

 つまり、うなぎの蒲焼は、独特の香りと香ばしさを持った、油っぽい濃醇な味わいであります。これに山椒が加わります。香りが複雑になり、味はさっぱりさせてくれる方向に引っ張られます。

 

 さて、ワイン。

 うなぎの蒲焼にような油分の多くて、味が濃く、スパイシーなお料理には赤ワインを選びたいところ。軽めの赤ワインよりも、渋味も十分なフルボディーであって、スパイシーな赤ワイン。となりますと、カベルネソーヴィニオンやシラーなどのブドウから造ってあるワイン。そう思って、それらの赤ワインとあわせました。

 うなぎのたれ + カベルネソーヴィニオンやシラー = 

 ワインのスパイシーさと山椒ともあいます。

 山椒 + カベルネソーヴィニオンやシラー = 

 

 これでうなぎの蒲焼はスパイシーさのあるフルボディーな赤ワインで決まりと思っていました。そして、うなぎのたれと山椒のついたうなぎを食べてあわせてみたのです。

 予想外にも、答えは ○ではありません。うなぎが持つ独特の香味とあわないのです。うなぎの味だけが孤立してしまいました。

 うなぎの蒲焼(たれ・山椒) + カベルネソーヴィニオンやシラー = 

 

 そこで、赤ワインの中でカベルネソーヴィニオンやシラーよりも渋味の少ないのを選ぼう。そうだ! ピノノワールでいってみよう。!

 ピンクや黄色みがかっていて、深い濃さの色合いではありません。色合いからも渋味はカベルネソーヴィニオンやシラーより少ないと思えます。

 うなぎのたれとあわせました。

 うなぎのたれの甘味とワインの酸味が丁度バランスが取れて、甘酸っぱく美味しいです。

 うなぎのたれ + ピノノワール = 

 山椒のスパイシーさも邪魔になりません。

 山椒 + ピノノワール = 

 うなぎの蒲焼とあわせました。

 うなぎ自身とも違和感なくあいます。調和していますね。うなぎ、たれ、山椒、ワインがそれぞれの長所を持ち合って共鳴しています。ハーモニーを奏でています。四味一体でありますよ。

 うなぎの蒲焼(たれ・山椒) + ピノノワール = 

 これはかなりおすすめの相性です。

 

!今日の格言!

 うなぎの蒲焼だってワインで美味しいぞ。決め手はピノノワールだ!


お酒とお料理の相性  / 丸河屋