桜海老の炙り酒

 駿河湾にしか生息していない桜海老。駿河湾奥の由比・蒲原が有名です。静岡市駿河区の用宗港でも水揚げされます。日本一を誇る2,500メートルの深さがもたらす自然の恵み。

 桜海老漁は春と秋の2回。自然保護のため、漁期も漁獲高も決められていて、生産量も限られていることから、ほとんど地元でしかお目にかかれません。偽物があふれすぎている所以です。

 桜海老は昼間は水深450メートル以下にいて、夜になりますと100メートル付近まで浮上してきます。ここを捕らえるので漁は夜間になります。水深の位置によって、捕れる桜海老の大きさも違ってきます。夜、深いところにいる桜海老の方が大きいようです。

 この大きめの桜海老を素干しさせて売っている業者があります。蒲原のカネジョウさんです。大きめの桜海老は楊枝などに刺して炙ることが出来ます。それを熱燗に入れれば桜海老の炙り酒ができるわけです。

 これから静岡市を中心に流行するであろうと思われる桜海老の炙り酒を紹介します。

 静岡市清水区蒲原町のカネジョウさんの桜海老は深い所で捕りますから大きい。
 
 4〜5センチはあります。素干しした状態でこの大きさですから、生では・・・。桜海老としては大きいことがおわかりいただけると思います。


3匹ほど竹くしに刺します。
火で炙るので爪楊枝よりは
竹くしをおすすめします。


 コンロの火などで炙ります。
 ほんのわずかな時間。
 そうですねえ、数秒ですよ。
 火がついちゃったかなあというくらいでいいです。

 熱燗を用意します。お酒は何でもいいのではありません。繊細な妙が必要となってきます。

 桜海老との相性を考えなければ、上質な本物の桜海老が泣きます。お酒については下記を御覧下さい。重要なポイントであります。

 炙った桜海老を55゜〜60゜くらいの熱燗に入れます。ためらわずに、一気に入れて下さい。

 お酒が熱いことが重要であります。

 お酒に入れて、1分もたつころには、桜海老のエキスも出てきて、お酒は黄色になってきます。

 お酒が黄色になれば、桜海老の炙り酒の完成のサイン。冷めないうちに御賞味あれ。

 お酒から出した桜海老は美味しくいただけます。お酒のおかげで、プリプリ感が戻った感じがします。

 生でも茹でたものでも、素干ししたものではない、独特の味わい。これもうれしい美味しさです。

桜海老炙り酒に合うお酒とは?

 お酒選びで、桜海老炙り酒が成功するのか、しないのかが決まってきます。

 お酒選びのポイントは次の3つ。

1. 燗にして冴える辛口。
2. 骨のあるようにしっかりしたボディー。
3. 味が濃く、なおかつ綺麗。

 炙って香ばしい、海の香りいっぱい香りを邪魔しないように、お酒はきれいなタイプがいいです。

 炙りますと、桜海老の旨味が増幅します。甘口のお酒と合わせますと、ベタベタ感が強くなってきますので、辛口のすっきり系がよろしいです。

 炙って増幅した桜海老の旨味によって、淡麗なお酒は存在感がなくなります。桜海老の旨味に負けないくらいの、コクがあるお酒。骨があるようなしっかりしたお酒がバランスを保ちます。

 冷やして飲む香り高い吟醸系は×
 熱燗では香りがぼやけて、薄い味わいとなる。頼りなく、桜海老の旨味に負けてバランスが悪い。

 

 つまり静岡酵母による穏やかな香りを持った辛口の純米酒の中でも濃いタイプ。「きもと造り」か「山廃造り」のお酒が向いています。

 ずばり、現段階では「杉錦-きもと純米大吟醸」と「忠正-海舟の山廃」が筆頭に相性がいいです。

 また、ここで使う素干し桜海老は静岡市清水区蒲原にありますカネジョウ食品製造であります。カネジョウさんでも通信販売しています。

 桜海老炙り酒普及のために、下のお酒を御注文いただきますと、
お酒1本に対して素干し桜海老10匹をサービス。

なんと、60gで1,380円(9/13現在)と高価な素干し桜海老なんです。
これでなきゃ、ダメですから。

桜海老は私個人がカネジョウさんから買ったものです。

お願い:御注文をいただいてから素干し桜海老を手配します。
お届けまで少々かかることがありますので、到着日を御指定する場合は、
日にちに余裕をお願いします。

杉錦 きもと純米大吟醸

720ml-\2,250(税込)

ギフト包装 720ml-\2,460(税込)

お買い物の仕方 おかいものかごの中

忠正 海舟の山廃

720ml-\1,641(税込)

ギフト包装 720ml-\1,861(税込)


1.8L-\3,282(税込)

ギフト包装 1.8L-\3,522(税込)


お買い物の仕方 おかいものかごの中

カネジョウさんの素干桜海老10匹サービス

また、よかったら桜海老炙り酒の御感想をいただけると助かります。

お酒とお料理の相性 / 丸河屋